星野リゾート初のホステル「星野リゾート OMO3東京川崎」が2020年6月に開業

星野リゾートが、『OMO』ブランド3軒目となる「星野リゾート OMO3東京川崎」を、2020年6月11日にリニューアルオープンすることが分かった。

『OMO』は星野リゾートが運営する都市観光ホテルブランドだ。「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市観光ホテル」をコンセプトに、都市観光客に向けて、街をディープに楽しむサービスとお茶目な仕掛け満載のホテルステイを提案している。2018年に誕生し、同年4月に「OMO7旭川」、5月に「OMO5東京大塚」を開業した。施設名にある数字は『OMO』ブランドにおけるサービスの幅を表している。

「OMO3東京川崎」は星野リゾート初の都市観光ホステルだ。もっと旅の選択肢を増やしたい、もっと気軽に旅に出て欲しいという思いから生まれた、都市観光客の目線で滞在の楽しみ方を提供するホステルである。川崎駅の近くに位置し、羽田空港から最短16分でアクセスでき、スカイツリーや浅草、横浜や逗子など観光名所へ電車一本で行くことができるため、ふらっと東京旅をする際の拠点に適している。川崎駅は一日の乗車人員が21万人を超える大きな駅ながらも、周辺には地元の人が集まる老舗料理店や毎晩ライブが行われるバーなど多種多様なお店がある。観光名所を巡ったあとも、旅のテンションを上げたまま街を楽しむことができるエリアだ。

同施設は1泊2,818円〜と思い立ったらすぐに行けるリーズナブルな価格ながら、過ごし方に合わせて選べる客室や、自由に過ごせる広々としたパブリックスペース、ディープな川崎の街を楽しみつくすサービスなど旅のテンションを上げる工夫が豊富だ。

客室は227室あり、過ごし方に合わせて選べる3タイプの客室を用意する。「NEDOCO Pod(ねどこぽっど)」は、旅を気軽に楽しみたい方におすすめの、ついつい潜り込みたくなるようなドミトリータイプだ。ベッドはセミダブルサイズで、歩きつかれた足を投げ出しても余裕のある広々とした空間となっている。ブックライトやセキュリティボックス、ハンガーレールなどコンパクトながらも快適に過ごすことができ、秘密基地にいるような気分でひとりの時間を気ままに満喫できる。

「COBACO Cabin(こばこきゃびん)」は、プライベート空間が譲れないゲストにおすすめする鍵のかかる個室タイプだ。大きな荷物を広げられるスペースもあり、人の目を気にせずのびのびと過ごせる。「SUMICA Room(すみかるーむ)」は2人でも宿泊できる客室だ。ソファや専用シャワールームを備え、フックをアレンジできる仕掛け壁といった旅行者が使いやすい工夫を詰め込んでいる。

また、部屋に戻るのがもったいなくなるような自由に過ごせるパブリックスペース「OMOベース」を設けている。街の名物料理を買ってきて大きなダイニングテーブルで食べたり、ゆったりとしたソファ席で旅の計画を立てたりと自由に過ごせる。川崎の情報を集めた掲示板やマップなどもあり、街を楽しむ拠点にもなる。今後、施設のご近所さんによるワークショップの開催やイベントも予定しているという。

『OMO』ブランドでは施設を中心とした街全体をひとつのリゾートとして捉え、宿泊者にはどんどん街にでかけて欲しいと考えており、知らない街でも安心して溶けこめるサービス「Go-KINJO(ごーきんじょ)」を提供している。施設から徒歩圏内の“ご近所”で、楽しくてワクワクするようなものに触れて街を楽しみつくすためのサービスだ。この街で働いているからこそおすすめできるスポットを紹介した「ご近所マップ」や、旅先に住む友人のようにスタッフが街を案内するアクティビティ「ご近所ガイド OMOレンジャー」などを用意している。

「OMO3東京川崎」では、東海道五十三次の歴史を辿ったり、路地裏に連なる地元民に愛される居酒屋を呑み歩いたり、工業の街だからこそ見られる技術に触れたりとさまざまなカルチャーがミックスされたディープな川崎を楽しむことができる。

利便性の高いエリアに位置し、都内はもちろん鎌倉や江の島などへ足を運びやすい同施設は、観光の拠点としてぴったりな施設と言えるだろう。

『OMO』ブランドは2022年4月に「OMO7大阪新今宮」を開業予定だ。また、2019年4月に下関市と基本協定を締結しており、2023年春の新施設開業を目指し事業を進めている。関門海峡を臨む景観を最大限に生かした魅力溢れるホテルの開業に向けて下関市と協働して取り組むといい、同社と山口県での事業は長門湯本温泉にある「星野リゾート 界 長門」に続き2施設目となる。『OMO』ブランドとしては初の港湾都市での事業展開で、同社は「豊富な観光資源をもとに新たな都市観光の価値を提供できると確信しています」と述べている。このほか奈良県明日香村と宿泊施設の開発計画を進めており、2023年に開業予定だ。

ラグジュアリーな宿泊体験を提供する施設を数多く手掛けてきた星野リゾートは、価格を抑えた施設の展開も進めている。若者をターゲットに1泊1万円未満で宿泊できる『BEB(ベブ)』ブランドは、2019年2月に「星野リゾート BEB5 軽井沢」を開業し、2020年3月に「星野リゾート BEB5 土浦」を開業予定だ。そしてこの度、同社初のホステルを備えた1泊2,818円〜で宿泊できる施設の開業を発表した。気ままな一人旅を楽しみたいゲストから上質な滞在を求めるゲストまで、同社はこれまで以上に幅広いニーズに応えられそうだ。

■「OMO」公式サイトはこちら
■「星野リゾート OMO3東京川崎」公式サイトはこちら

【参照記事】
・「星野リゾート OMO3東京川崎」 2020年6月11日にリニューアルオープン 星野リゾート初の都市観光ホステル
・山口県下関市あるかぽーと地区へ「星野リゾート OMO」が進出 「下関港ウォーターフロント開発に係るホテル事業の基本協定」 締結のお知らせ

(HOTELIER 編集部)


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