国内旅行会社のまとめ・比較
国内旅行会社とは？
旅行商品の企画・実施、販売をする会社。店舗を通じた旅行商品の販売を行うケースに加え、近年はオンライン上での取引も行う旅行会社がほとんど。宿泊施設や交通機関の乗車券・乗船券・航空券の手配のほか、宿泊と交通をセットで販売するダイナミックパッケージ販売などを行う。
国内旅行会社を比較
国内の大手旅行会社5社を検証。
JTB
1963年（昭和38年）、財団法人日本交通公社の営利部門を分割・民営化し、株式会社日本交通公社として創業した。現社名は「JTB」。旅行業界では日本最大かつ世界有数の事業規模を有する企業。
国内では、海外旅行のパッケージツアー「ルックJTB」、国内旅行の「エースJTB」、メディア型直販商品などを取り扱う「旅物語」に代表される旅行業を主に、時刻表や旅行雑誌「るるぶ」などの出版業（2004年「JTBパブリッシング」に分社化）も行っている。また、旅行業以外には、ホテル、不動産、金融、情報サービスなどさまざまな事業を展開している。
（2021年11月時点の情報）
近畿日本ツーリスト
初代は、近畿日本ツーリストの名で1955年から長年にわたり、大手の総合旅行会社として、団体旅行や列車、航空券、船車券の販売から個人旅行のパッケージツアーの販売、さらに企画旅行の通信販売まで行っていた。2013年1月1日に旅行事業を新設の子会社に移管し、持株会社に移行するため、個人旅行事業の譲渡先として設立した会社。2014年10月、子会社で店舗販売を行っていた近畿日本ツーリスト個人旅行販売株式会社を吸収合併した。
（2021年11月時点の情報）
日本旅行
日本最初の旅行会社で、西日本旅客鉄道(JR西日本)の連結子会社。はじまりは関西で、主要株主がJR西日本だが、1967年12月に本社を大阪から東京へ移している。1905年、東海道本線草津駅で駅弁を販売していた南新助が、伊勢神宮参拝の団体旅行を主催（今でいう企画旅行）したことが発祥だが、1941年に世情悪化に伴い廃業。1949年に株式会社日本旅行会として再設立した。そして、1968年に株式会社日本旅行に改称した。
（2021年11月時点の情報）
HIS
1980年に創業された総合旅行会社。格安航空券のほか、日本国外を主体とした比較的価格の安いパッケージツアー商品、フリープラン商品を中心に企画から販売、手配を行っている。日本国外には128都市187拠点のネットワークを有しており（2015年4月現在）、6大陸すべてに拠点を構える数少ない旅行会社である。旅行代理店業以外にも、「変なホテル」などのホテル事業も手掛ける。
（2021年11月時点の情報）
ANAトラベラーズホテル（旧ANA SKY WEB ＠ホテル）
ANAホールディングスの一員であり、東京、大阪、名古屋におけるANA航空券販売業務を完全受託している。パッケージツアーはANA国内線を利用した「ANAスカイホリデー」、ANA国際線定期便、チャーター便を利用した「ANAハローツアー」、地球上すべての魅力あるスポットを旅行先とする「ANAワンダーアース」を取り扱う。2006年にダイナミックパッケージ「旅作（たびさく）」の販売をスタート。2013年には国内旅行の新会社として「株式会社ANAじゃらんパック」を設立した。2019年4月に、サービス拡充に合わせて「ANAの＠ホテル」から「ANAトラベラーズホテル」へ商品名称が変更された。
（2021年11月時点の情報）
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