レベニューマネジメントシステムのまとめ・比較
レベニューマネジメントシステムとは
ホテルや旅館などの宿泊施設を運営する上で欠かせない業務、それが客室単価の設定だ。客室単価の設定は、宿泊施設の売上を左右してしまうほどのインパクトを持っている。そのため、専門の担当者が季節やイベントなどを考慮し需要が見込める日には価格を高めに設定する一方で、需要が小さい時期は価格を抑えるなどの調整を行うのが一般的だ。
そのような客室単価の設定という課題に対して、人工知能技術を活用して価格調整を自動化するためのシステムが、レベニューマネジメントシステム(客室単価自動設定ツール)だ。
レベニューマネジメントシステムを比較
レベニューマネジメントシステムを取り扱う企業を検証。
メトロエンジン
メトロエンジン株式会社が提供する、ホテルや旅館向けの客室単価設定ツール。過去と未来の天気や近隣で行われるイベントデータ、訪日旅行者の渡航データ、OTA 上の在庫数、ADR(平均客室単価)など膨大なビックデータから人工知能、機械学習技術を駆使し客室単価の設定を行うことができるシステム。多機能レベニューマネジメントシステムの市場においてトップシェアを誇る。
(2022年3月時点の情報)
ダイナミックプラス
ダイナミックプラス株式会社が提供する、最先端のAIアルゴリズムによるレベニューマネジメントツール。同社はプロ野球、プロサッカーなどのスポーツチケット領域における多数の導入実績を誇る。ぴあ株式会社、エイベックス・デジタル株式会社といったエンターテイメント業界の企業から出資を受けている背景から、エンターテイメント、テーマパークなどの業界に展開するだけでなく、ホテル・旅行業界など、幅広い業界でのツール導入を進めている。
(2022年3月時点の情報)
PROPERA(プロペラ)
ホテル・旅館業界で15年以上レベニューマネジメントを行なってきた実務経験者が開発したレベニューマネジメントシステム。開発者の豊富な経験を元にノウハウが凝縮され、ラグジュアリーホテル、リゾートホテル、ビジネスホテル、旅館と幅広く宿泊施設に導入されている。
(2022年3月時点の情報)
(HOTELIER編集部)