ホテル支援サービス一覧・まとめ
ホテル支援サービス・まとめ
ホテル運営に欠かせない支援サービス情報を掲載しております。
これから宿泊施設を運用する方やすでに運営されている宿泊事業者の方、これからホテル事業への投資を考えている方はぜひ参考にしてください。
ホテルシステム(PMS)
ホテル管理システム(PMS)とは、Property Management Systemの略語。ホテルや旅館などの宿泊施設の管理システムのことで、一般的には宿泊部門の管理システムを指す。宿泊予約や販売価格、残室数、料金清算といった客室に関する情報を一元管理できる仕組みが主な特徴。他にも、顧客管理や戦略構築のデータ分析、宿泊者ごとの予約経路やメッセージ(申し送り・注意事項)などを入力する機能があるため、集積されたデータを生かすことでスムーズな顧客対応や営業戦略に役立てることができる。
サイトコントローラー
複数の宿泊予約サービス(じゃらんや楽天トラべル、Booking.comなど)を一元管理できるオンラインのシステム。施設側はサイトコントローラーを使用することで、在庫管理や料金設定、プランの更新をPCやタブレットなどで一元管理することができる。国内では、TEMAIRAZU(手間いらず)、TLリンカーン、ねっぱん!の3社が主要なサイトコントローラーだ。他にもらく通やルーム・マネージャーなどもある。
ホテルベッド
ホテルのベッドは、宿泊客が一日で最も長い時間、直接身体に触れるアイテムのひとつ。また不特定多数の宿泊客が常に利用するアイテムであるため、寝心地や快適性はもちろん、長年耐え得るだけの耐久性が求められる。一般的にホテルベッドの利用年数は、開業からリニューアル時期までの平均10年程度(客室の稼働率等による)と言われている。数年でへたってしまうものや安価なだけのものでは、短期間で買い替えが発生してしまうため、かえってコストが掛かってしまう。そのためホテルベッドは慎重に選定する必要がある。
自社予約システム
じゃらんnetや楽天トラベル、Expedia、Booking.comなどの宿泊予約サイト(OTA)とは違い、手数料なしで自社HPで予約システムをもち、管理できるツールのことを指す。各予約サイト(OTA)は、10%前後の送客手数料(システム利用料)が1予約につきかかるが、自社予約システムを持てば手数料がかからないので、近年自社HPからの予約数UPに力を入れている宿泊施設が増加している。
ホテル・旅館求人サイト
ホテル・旅館など宿泊業界向けの求人サイトを紹介。大手求人サイト(リクナビNEXT、マイナビ、エンジャパンなど)ではなく、宿泊・飲食業界専門誌の出版企業や、旅館コンサルティングをおこなう企業などが運営している“ホテル・旅館・リゾート”に特化した求人サイトの主要なプレイヤーを整理。
ホテル家具
ソファやテーブル、チェア、収納など、客室の印象を決める重要な要素である家具やインテリア。使い勝手や居心地の良さはもちろん、リスティングページに掲載する写真は集客に大きく影響するため、しっかりとイイモノを選び揃えておきたいところ。とはいえ、客室が多いほど揃える家具の数も増えるため、宿泊施設運営にあたり一番大きな投資とも言える。そこで、ここではオーダー家具から既製品、レンタル、リメイクなど、目的に合わせた家具の事業者を紹介する。自ら選び購入するだけでなく、インテリアデザインやコーディネートを手がける企業もあるので、自社にあった企業選びをしてほしい。
ホテル清掃代行会社
清掃代行会社は、ホテルなどの宿泊施設向けに清掃サービスを提供している会社である。客室は宿泊客が日常から離れ、快適さや安心感、寛ぎの時間を得るための特別な空間。そのため宿泊施設において清掃の品質は、顧客満足度を大きく左右する要素だといえる。現に客室の清潔さに関するOTAのレビューの影響力は大きくは、今後の集客に直接的につながってくるのだ。
ホテルアメニティ
ホテル・旅館などの浴室や洗面所に用意されている、シャンプー類・石けん・歯ブラシ・かみそり・くし・シャワーキャップ・スリッパなどの備品を指す。特に、1回分程度の小分けになったものや簡単な作りで使い捨てのものを指すことが多い。
ホテル運営代行会社
現在、訪日外国人観光客の増加にともない、ホテル開業ラッシュが盛況だ。しかしその反面、ホテル運営姿勢に限界を感じ、宿泊施設の倒産も相次いでいる。今求められるのは、質の高いサービスや、立地特性や観光需要の動向を踏まえたマーケティング、そして収益を高く図れるサービスが要といえる。そこで活用したいのが、ホテル経営や運用を代行してくれるサービス。ここでは、主要なホテル運営、運用代行会社を一覧でまとめて紹介する。
客室タブレット・スマートフォン
客室用タブレットは、ホテルや旅館など宿泊施設の客室内に設置する新たなサービスツール。フロントなどへの内線電話機能や目覚まし機能のほか、宿泊約款や館内案内といった紙媒体をwebコンテンツ化したものの閲覧、観光情報、空調・照明コントロールなど、多岐にわたる機能を搭載。
チェックインシステム
これまでフロントで有人で行っていた本人確認やパスポートの情報取得、宿泊者台帳入力などのフロント業務の一部または全部をサポートでき、それらを遠隔地から対応をすることにより大幅に人件費の削減が可能となる。またチェックイン時にはオペレーターとの会話が可能なシステムも多く、遠隔地からの対応ではあるがゲストへのおもてなしも十分可能である。
レベニューマネジメントシステム
ホテルや旅館などの宿泊施設を運営する上で欠かせない業務、それが客室単価の設定だ。客室単価の設定は、宿泊施設の売上を左右してしまうほどのインパクトを持っている。そのため、専門の担当者が季節やイベントなどを考慮し需要が見込める日には価格を高めに設定する一方で、需要が小さい時期は価格を抑えるなどの調整を行うのが一般的だ。
客室単価の設定は、高単価の顧客層を最大限獲得しながら、需要が小さい時期でも手堅く利用者を確保しホテルの収益最大できる大切な業務の一つである。
スマートロック
スマートロックとは、スマートフォンの専用アプリを使用し、カギの開閉を行えるシステムである。国内では2015年頃から多くの製品が出荷開始となり、現在はホテルのチェックインはもちろん、民泊やシェアハウス、オフィス・店舗における従業員の入退室管理など幅広く用いられている。最近は、Wi-Fi通信型のスマートロックや遠隔解錠可能なBLE通信型の製品にホームゲートウェイ等のオプションが発表・販売され、遠隔管理・無人管理の活用がはじまっている。
衛生対策
新型コロナウイルスの脅威を経て、宿泊施設において衛生対策をしていることはゲストに必須の項目となりつつある。豪華な食事、見晴らしの良いおしゃれな部屋、ジムやプールなどの充実した設備も衛生対策が取れていなければゲストが宿泊する施設として選ばれにくい。
衛生対策はゲストに肉体的・精神的な安心をもたらし、本当の意味でのおもてなしが可能となる。
・衛生対策
ホテルアロマ
記憶と深い繋がりがあると言われている”香り”は、ホテルにおいても重要な要素になる。ホテルのイメージに合わせて調合したアロマでお客様をお出迎えしてはいかがだろうか。
ホテルベーカリー
朝食や夕食を提供しているホテルでは、在庫管理のしやすさから冷凍パンの使用が主流。ホテルやレストランにパンを卸している企業は多くあるが、おいしさの確認はもちろん、自社の予算やコンセプトに合わせて企業を選びたい。
客室付加価値向上
他社にはないサービスを提供することは、お客様が宿泊施設を選ぶ上で同価格帯の他社と比較したときの決め手になる重要なポイントであるが、日々の価格調整に捉われ、他社との差別化や客室単価の向上のための施策を講じている施設は少ないのではないだろうか。
比較的低価格で手軽に導入可能なサービスもあり、ぜひ導入を検討してはいかがだろうか。
ホテル販促サービス
ホテル選びにはOTAサイトはもちろん自社ホームページでの魅力的な情報や写真があるかどうかも重要な選択の基準に。ホテルの様子をお客様に分かりやすくお伝えすることでよりホテルの集客につながるのではないでしょうか。
(HOTELIER編集部)