ナインアワーズ、全国で14店舗目・名古屋地区初出店のカプセルホテルを2020年2月に開業
株式会社ナインアワーズは2020年1月7日、都市生活者に向けたトランジットサービスを提供するカプセルホテル『ナインアワーズ』の新店舗「ナインアワーズ名古屋駅」を2020年2月10日に開業すると発表した。名古屋地区へは初出店で、この度の開業により同ブランドは全国で14店舗目となる。
独自のカテゴリーを目指す『ナインアワーズ』は、ホテル滞在中の「シャワー」+「睡眠」+「身支度」という3つの基本行動の本質を捉え、機能性と品質を徹底追求し、適切で納得感のあるサービスを提供している。部屋という空間概念を捨て機能自体を提供することで、宿泊に限らず、24時間ゲストの都合に合わせて仮眠やシャワーのみでも利用できる、都心ならではのトランジットサービスだ。
「ナインアワーズ名古屋駅」はJR名古屋駅から徒歩2分に位置する。客室は全156室(男性78室/女性78室)用意した。1階には、日本の喫茶店文化が息づく街である東京・神保町を拠点に世界レベルのスペシャルティコーヒーを提供する『GLITCH COFFEE & ROASTERS(グリッチコーヒーアンドロースターズ)』の名古屋地区1号店「GLITCH COFFEE @ 9h」(営業時間:7:00-17:00 )が出店する。10階には景観を一望できるペントハウス型のラウンジスペースを設置した。
ナインアワーズは気鋭の建築家と共に施設の設計を行なっている。新ホテルでは、2018年7月に開業した「ナインアワーズ蒲田」の建築設計を担当した芦沢啓治氏が内装と屋上ペントハウスの設計を手掛ける。機能的で美しい佇まいのある空間づくりに定評のある芦沢氏とは、ナインアワーズが追求する機能性の高さに加え、使い心地の良さ、過ごしやすさの向上を目指している。
新ホテルは都会の喧騒の中にありつつも落ち着いた雰囲気で滞在できるよう、インテリアに使用する素材や色、光に注目した。それぞれの細かなディテールや組み合わせに検討を重ねデザインしている。「GLITCH COFFEE @ 9h」が入居する1階部分は、ランドスケープデザインを橋内智也氏(橋内庭園設計)が担当した。室内の素材感に加え、自然の木々や緑がコーヒーと共に過ごす時間を演出する。
新世代のコーヒー業界をリードする「GLITCH COFFEE & ROASTERS」は、焙煎や抽出だけではなく、産地や農園、精製方法、品種まで全プロセスにこだわり、それぞれの産地に由来する果実味を最大限に引き出し、コーヒー豆本来の個性を伝える「価値ある一杯」を提供している。また、店舗での展開にとどまらず、シェアロースタープロジェクトや、国内外からハイクォリティのスペシャルティコーヒーを集めたイベントの運営など、日本のコーヒーカルチャーを世界へ向けて発信している。
「ナインアワーズ名古屋駅」はスペシャルティコーヒーを提供するショップや開放的なラウンジを設けており、忙しい中で一息つくことのできる空間となっている。宿泊はもちろん短時間での利用もできるため、ビジネスから観光まで幅広いニーズに応えられるだろう。
ナインアワーズは2019年8月、九州地区初出店の「ナインアワーズ中洲川端駅」(127室)を開業した。同ホテルは「博多リバレインモール by TAKASHIMAYA」の地下1階に出店しており、商業施設の中で店舗や飲食店と並ぶという極めて特殊な立地にある。限られた空間において機能のレイアウトや組み合わせ、導線を再構築することで、利用者にとっての快適性・効率性をより高くする空間を追求している。また、福岡市地下鉄・中洲川端駅に直結しているほか、羽田や成田に次ぐ発着数を誇り国内外の玄関となる福岡空港、九州内から大阪や東京へアクセスするJR博多駅、博多・天神に構える高速バスターミナルへ乗り換え無しで利用でき、福岡を通過する旅行者にとって非常に利便性の高い場所だ。
同社は東京地区にて、2020年3月2日に「ナインアワーズ浜松町」(205室)、2020年6月15日に「ナインアワーズ半蔵門」(180室)を開業予定だ。羽田空港から都心への入り口となる浜松町、緑豊かな皇居周辺エリアの半蔵門、それぞれの街と呼応するような佇まいと景観自体に溶け込むような内部空間が、ナインアワーズが提案する街とダイレクトにつながる新たな滞在スタイルを体現するという。さらに2021年内には「ナインアワーズ新宿三丁目(仮称)」を開業予定だ。
同社は「東京、大阪、名古屋など、大都市圏の利便性の高いロケーションに集中的に出店することで、利用者のさらなる利便性を追求してまいります」と述べている。積極的に出店を拡大する同社に今後も注目していきたい。
名古屋では株式会社オークラ ニッコー ホテルマネジメントと合同会社名駅マネジメントが、2020年に新ブランド『ニッコースタイル』の第一号ホテル「ニッコースタイル名古屋」(191室)を、サムティ株式会社とパリを拠点とするアコーが2020年夏に「イビススタイルズ名古屋」(284室)を開業予定だ。
■「ナインアワーズ」公式サイトはこちら。
■「ナインアワーズ名古屋駅」公式サイトはこちら。
【参照記事】
・都市生活者に向けたトランジットサービスを提供するカプセルホテル「ナインアワーズ」JR名古屋駅至近に2020年2月10日[月]オープン
・カプセルホテル「ナインアワーズ」が九州地区に初出店
・「ナインアワーズ」2020年、名古屋駅、東京・浜松町、半蔵門に順次開業
・カプセルホテル「ナインアワーズ新宿三丁目(仮称)」開発への取組みについて
(HOTELIER 編集部)