JR西日本、ホテルブランドに宿泊特化型、カプセルの2ブランド追加。今秋以降開業
JR西日本(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:来島 達夫氏)は、今秋以降に開業するホテルの新ブランドを宿泊特化型ホテルは「ヴィスキオ」、カプセルホテルは「ファーストキャビンステーション」とすることを発表した。訪日外国人が増えるなか、幅広い価格帯のホテルをそろえて宿泊需要を取り込みたい構えだ。
宿泊特化型ホテル「ヴィスキオ」ブランドは、2018年春にJR大阪駅北側に開業予定のホテルなど3施設に採用。既存ブランドのハイクラス「グランヴィア」、ビジネスホテル「ヴィアイン」の中間と位置づけ、大阪駅のホテルの場合宿泊料金は1泊1万5,000円からで検討するという。
「ファーストキャビンステーション」は、夜行列車の個室をイメージしたカプセルホテル。今秋にJR天王寺駅とJR和歌山駅近くに開く。1泊5,000円からとリーズナブルな価格設定となる見通し。
また同社では、阪神電気鉄道株式会社(本社:大阪市福島市、代表取締役社長:秦 雅夫氏)と、両社が大阪環状線福島駅付近でそれぞれ所有する土地をはじめて共同で一体的に開発。ホテルと商業施設が入居する複合ビルを建設する計画が進んでいる。
建物のうち、ホテルゾーン(地上1階から12階)には株式会社阪急阪神ホテルズ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:藤本 和秀氏)が入居予定。東京オリンピック・パラリンピックなどの開催を控え将来的な客室不足が懸念されるなか、ビジネス客のほかファミリー客をターゲットに据え、約250室の宿泊主体型ホテルとして近接するホテル阪神と一体的運用を図るという。今後も大阪にオープンする様々な宿泊形態の施設から目が離せない。
【参照】
・JR西日本、ホテルで2ブランド追加。宿泊特化型とカプセルで
・阪神電鉄とJR西日本が初の共同開発。ホテルと商業施設が入居する複合ビルを阪神本線・大阪環状線福島駅近くで2019年春に開業予定
(HOTELIER編集部)