AccorHotels、Travelsifyのデータでパーソナライゼーション促進へ。ホテル検索に顧客の好みを反映
ルクセンブルクとニューヨークに本拠を置き、Hotel DNAメタデータをオンライン予約プラットフォーム、ホテルグループ、旅行パーソナライゼーション・エンジンやAI、声による旅行検索ボットに提供しているTravelsifyは、AccorHotels(アコーホテルズ)が次世代の検索、パーソナライゼーション・サービスを推進するためTravelsifyのメタデータを採用すると発表した。
Travelsifyはデータ駆動型のスタートアップ企業。1億人以上の旅行者および専門家の自然言語のレビューを分析することで、旅行者がホテル予約の際に関心を払う30の主要な「Hotel DNA特性」を抽出している。特性は、「心地良い、広い、おしゃれ、明るい、グルメ、眺め、ビンテージ、クラシック、禅、ナイトライフ、贅沢、デザイン」など。文化ごとに異なるホテル認識を反映させるため、国別に作成されている。
Travelsifyのブルノ・ショバト最高経営責任者(CEO)は「我々は体験の世界に生きている」としたうえ、「それぞれのホテルがユニークな体験を提供しており、旅行者は居心地の良い雰囲気、おしゃれな部屋、すばらしい眺めなどについてレビューを共有しあっているのに、オンライン予約プラットフォームは何も進化していない。旅行業界は自然言語のメタデータを取り扱い、検索やパーソナライゼーションに力を入れるべきだ。AccorHotelsが紋切り型の検索は古いと言い、リーディングプレイヤーとなるだろう」と述べている。
AccorHotelsのロマン・ルーロー上級副社長(Eコマース&デジタルサービス担当)は、「AccorHotelsはグローバルブランドだが、各地域のホテルの特性や文化を理解することが非常に重要。TravelsifyのHotel DNAデータを検索とパーソナライゼーションに利用することで、旅行者に信頼感を与えることができると同時に、彼らの好みや期待と合致する最善のホテル選択を手助けすることができるだろう。」と語っている。
なお、Travelsifyは「The Phocuswright Conference 2016」において、旅行業界の市場変革イノベーターに選定されている。
【参照】
Travelsify AccorHotelsがパーソナライゼーション促進のためTravelsifyのHotel DNAデータを採用
(HOTELS.Biz 編集部)