共同印刷、ホテル向けシステム「Travel Manager」を開発。顔認証機能により“手ぶら”での入室が可能に

総合印刷会社の共同印刷株式会社は2019年1月24日、ホテル業界向けに”顔認証によるキーレス入室”と、”二次元バーコードを利用したスマートチェックイン”などの機能を組み合わせたクラウドサービス「Travel Manager (トラベルマネージャー)」を開発。2月より本格販売を開始すると発表した。

東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年にかけ、ホテル市場は多くの新規供給が見込まれている。一方、実際のホテル業務では、チェックイン時の混雑や外国人宿泊者への対応などの課題も浮き彫りとなっている。そこで同サービスを導入することにより、フロントでのチェックイン業務の簡易化や、ホテル業務の効率化やコスト削減を図っていくことが狙いだ。

システムは、専用アプリケーションを搭載した「フロント用タブレット端末」と、客室のドア横に取り付ける「タブレット端末」で運用する。フロント用タブレット端末は、事前に宿泊者へ送信する二次元バーコードを活用したスムーズなチェックイン手続きを実現。客室開錠には顔認証機能を採用し、宿泊者はドア横に設置されたタブレットに顔をかざすだけで入室することが可能だ。

これにより、宿泊者は外出や朝食時にカードキーを持ち歩かず“手ぶら”で行動ができる。また複数人の顔登録が可能なため、同室者が別行動をした際も煩わしさを感じず、よりスマートにホテルライフが楽しむことができる。

「Travel Manager」の顔認証によるキーレス入室機能は、既に昨年12月にオープンしたハウステンボス株式会社の「変なホテル ハウステンボス」サウスアームで先行して採用されている。同システムの導入したことで、既存システムと比べ大幅なコスト削減を実現できたという。

今後も同社は、新設されるホテルを中心に「Travel Manager」を提供し、ホテルでの新たな体験価値の提供と業務効率化に貢献できるよう努め、3年後に100棟への導入・売上5億円を目指す。

ホテルの新規開業が増え続ける中、ホテル業務の効率化やコスト削減、訪日外国人増加による外国語人材の不足など、宿泊事業者側は様々な課題を抱えている。その課題に対し、TATERU bnbの『bnb kit』やROCKET BASEの『Travel Assist』、xxx(エイジィ)の『minpakuIN』、NECは「IoTおもてなしサービス」を実証するなど、IoTを活用したシステム開発に乗り出す企業が増加している。

サービスの選択肢が増えているからこそ、宿泊事業者はより自社に合ったものを選ぶことで、今まで以上に業務効率化やコスト削減が実現できるだろう。次はどんな最新技術が搭載された次世代システムが世に届けられるのかが楽しみである。

【参照記事】
共同印刷、ホテル向けシステム「Travel Manager」を開発
【参照サイト】
ホテル向けシステム「Travel Manager™」を開発、カードキー不要でスマートホテルライフを実現

(HOTELIER編集部)


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