株式会社TATERU bnb、ICTを活用したスマートチェックインサービスの開発決定、旅館業法改正に対応。
株式会社インベスターズクラウドの子会社である株式会社TATERU bnbは2月21日、非対面式のチェックインが可能となる旅館業法改正に対応した、ICTを活用した新しいスマートチェックインサービスの開発を行うと発表した。
この新サービスは、株式会社TATERU bnbのIoTデバイス『bnb kit』を活用して開発を行う。『bnb kit』とは、IoTデバイス等を活用し、民泊運営のコストを抑える・運営業務を効率化するものだ。また、宿泊者へのサービス提供を行い、満足度の向上や他施設との差別化を図ることができる。4つの方法で解除できる「スマートキー」、宿泊者情報の取得・タブレットでのチェックインが可能な「スマートチェックインパッド」、旅行者向けIoTデバイス「TRIP PHONE」の3つの機能を標準装備している。
最先端のIoTデバイスを搭載した同社の民泊施設では、IoTデバイスをさまざまなシーンで活用し、スムーズな民泊運営を可能にするという。新しいチェックインサービスでは、宿泊サイトから予約し、予約が完了するとスマートキーが発行される。宿泊施設に到着後、スマートキーを使って解錠・入室ができる。そして、部屋に備え付けのスマートチェックインパッドでチェックインできるという仕組みだ。
加えて、宿泊者に「TRIP PHONE」を無料レンタルすることで、施設周辺の飲食店の紹介や予約、交通機関の案内、タクシーの予約などが可能になる。滞在中のさまざまな要望を、トリップ・コンシェルジュが24時間・多言語で対応し、快適な旅行環境を提供する。
施設の運営会社は、同サービスの活用により運営コストの削減が期待できる。また、このチェックインフローを開発することで、運営のワンストップサービスの提供が可能となる。スマートチェックインパッドによるオペレーターは、株式会社インバウンドテックが担当する。
株式会社TATERU bnbは、アプリでかんたん民泊運用「TATERU bnb」の開発・運営をはじめ、『bnb kit』の開発・レンタル、民泊の運営およびその代行などを行っている。「TATERU bnb」は、アプリに登録し土地を選び、物件を建設し、完成したのち民泊運用を開始するというもの。チェックインや清掃、宿泊者対応といった管理・運用をすべて同社が代行し、施設オーナーは売上を受け取るだけだという。
同社は「今後もサービスレベルの向上を図り、国内外の旅行客に安心安全な宿泊サービスと快適な旅行環境を提供するべく、 新たな事業展開を行ってまいります」と述べている。
【参照記事】
・TATERU bnb、ICTを活用したスマートチェックインサービス
・2018年6月施行の旅館業法改正に対応!ICTを活用したスマートチェックインサービスの開発を決定
(HOTELIER 編集部)