Airbnb、高級ホテル当日予約アプリ「Hotel Tonight」を買収か!?IPOを前に大きな動き

米The Wall Street Journalは2019年1月18日、世界大手の民泊サイトAirbnb(エアビーアンドビー)が、ホテルの直前予約専門のサービス「Hotel Tonight(ホテルトゥナイト)」の買収に向けて交渉にあると報じた。

Airbnbは、世界192カ国・33,000の都市で80万以上の宿を提供している世界最大級の民泊サイト。昨年、ネット通販最大手のAmazon幹部のデーブ・スティーブンソン(Dave Stephenson)氏を最高財務責任者(CFO)として迎え、新規株式上場(IPO)に向けた準備を進めていた。そうした状況下で「Hotel Tonight」の買収話が浮上した。

「Hotel Tonight」は、高級ホテルの直前予約に特化したホテル予約アプリだ。スマートフォンアプリのみで利用が可能で、直前まで売れ残っている部屋をホテルから仕入れ、ディスカウント価格で提供している点が特長。現在、アメリカやヨーロッパ、オーストラリア等でサービスを展開している。

日本においては、2014年にグリーがホテル予約アプリ「Tonight」をリリースしたが、2016年に香港のHotel Quicklyが提供するアプリ「Hotel Quickly(ホテルクイックリー)」に統合された。

2008年の創業よりAirbnbは、2011年のドイツの民泊仲介サイト「Accoleo」の皮切りに、2012年には5社、近年は高級ホテルに特化した宿泊予約サイト「Luxury Retreats」、障害を抱える旅行者向けの民泊仲介サイトスタートアップのAccomableなど、創業10年間で18社もの企業を買収している。

なお、このたびの買収観測が出ていることについて、Hotel Tonightの共同創設者で最高経営責任者(CEO)のSam Shank氏はコメントを控えている。

日本国内においても、2016年にヤフーが高級ホテル・高級旅館専門予約サイト「一休.com」を運営する一休を買収、2017年には、KDDIが会員制宿泊予約サイト「Relux」を運営するロコパートナーズを買収するなど、OTAサイトの買収が増えている。今後も買収によるサービス統合が加速することで、各社の強みを活かした独自のサービスが提供できるだけでなく、ユーザーは求めている情報を最適なサイトで収集することができるだろう。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックや2025年の大阪万博の開催など、インバウンドニーズと共に旅行・宿泊事業が一層盛り上がりをみせていく日本。今後もAirbnbをはじめ、OTA各社の動向に注目していきたい。

【参照記事】
・【速報】Airbnb、IPOを前にホテル直前予約アプリ「Hotel Tonight」の買収に向けて交渉か
・Airbnb Has Held Talks to Buy Hotel Tonight

(HOTELIER編集部)


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