ファミリーマートとAirbnbが業務提携、鍵の受け渡しサービスなど提供し宿泊事業の普及・拡大を目指す。

5月21日、株式会社ファミリーマート(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:澤田貴司)とAirbnb(本社:アメリカ・カリフォルニア州)が業務提携したことを発表した。

ファミリーマートは、「あなたと、コンビに、ファミリーマート」のもと、地域に密着した店舗づくりや生活支援サービスの提供を進めている。1981年に第一号店を出店してから、日本国内に約17,100店、海外ではアジア6地域に約7,000店を展開している(2018年4月末時点)。

2008年創業のAirbnbは、さまざまな地域コミュニティとのふれあいや、旅行先で現地の文化とつながるユニークな旅行体験を可能にするマーケットプレイスを運営し、「どこにでも居場所がある世界」の実現を目指している。世界191カ国・81,000以上の都市に宿泊でき、日本国内の登録部屋数は約62,000室である。

このたびの業務提携は、成長を続けるインバウンド需要を背景に、訪日外国人へのさらなる利便性と旅の楽しさの提供を目的としている。全国のファミリーマート店舗を基軸に、日本における宿泊事業の普及・拡大や、観光需要のさらなる創出を目指すという。Airbnbとコンビニエンスストアの業務提携は、日本国内では今回が初めての取り組みだ。主な検討事項は、以下の4点である。

1.宿泊事業を始めとするAirbnbサービスの質の向上に向けた、ファミリーマート店舗を活用したホストおよびゲスト向け商品・サービスの開発・提供・・・鍵の受け渡しサービス他
2.Airbnbの認知向上に向けたマーケティング・プロモーション活動・・・店舗および各種メディアを使ったプロモーション活動の検討他
3.ファミリーマート、Airbnb双方とパートナーシップを締結している企業との取り組みの検討・・・さまざまな業種の企業とのコラボレーションによる、ホスト・ゲストの宿泊事業活用のサービス向上への検討他
4.地方創生、地域コミュニティ発展を目的としたサービス・枠組みの検討・・・地域に根ざした宿泊普及拠点としての、ファミリーマート店舗インフラの活用他

日常生活になくてはならない社会生活インフラとして、商品やサービスを展開するファミリーマートの知見と、「旅先でどこに宿泊するか、何をするか、誰と出会うかという最初から最後までのマジカルな旅の体験を提供する」、グローバルな旅行コミュニティマーケットプレイスであるAirbnbの持つ知見を融合させ、各店舗を多様な情報・サービスの発信地点にするという。加えて、ホストやゲストがいつでも気軽に訪れる地域拠点になることを目指している。

両社は今後について、「相互に連携し、多様な商品やサービスの開発・ 提供、マーケティング活動の推進により、宿泊事業の普及・拡大およびシェアリングエコノミーの発展を通じた地域経済の活性化を推進してまいります。」と述べている。

【参照記事】
Airbnbがファミリーマートと業務提携。インバウンド需要が導く可能性をどう切り開くか
【参照サイト】
ファミリーマートとAirbnbとの業務提携に関する基本合意のお知らせ~宿泊事業の普及へ向けて、ファミリーマート店舗を活用へ~
【コーポレートサイト】
・株式会社ファミリーマート
・AirBnB
【関連記事】
・6月15日よりセブンーイレブンに民泊チェックイン機配置、2020年度までに1,000店舗への展開目指す。
・株式会社エボラブルアジア、子会社にてAirbnb向けワンストップサービスを提供開始。導入から運営までサポート。
・一流ホテル・旅館の宿泊予約サイト「Relux」と民泊宿泊サイト大手「Airbnb」予約業務提携
・TEMAIRAZUシリーズ、Airbnbや韓国ホールセラーの宿泊予約システムなどと連携開始

(HOTELIER 編集部)


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