株式会社くらつぐ、鎌倉の古民家をリノベーションした高級ホテル「鎌倉 古今」を2019年1月7日に開業

古民家再生と古民家資源活用を手がける株式会社くらつぐは、神奈川県鎌倉市の古民家をリノベーションした高級ホテル「鎌倉 古今」を2019年1月7日にオープンする。

同社は「日本の伝統文化の象徴である古民家を活用することで、次世代のストックとして未来へ向けて継承し、日本の真の豊かさを実現したい。」をビジョンに、ホテル出身者らにより18年1月に設立。古民家総合プロデュース企業として全国の古民家再生・古民家資源活用による地域活性化支援や、宿泊施設の企画を行っている。2018年11月にはIT企業の株式会社カヤックが資本参加し、12月には横浜銀行などが出資する「かながわ観光活性化ファンド」の出資受け入れも決定している。

同ホテルは、JR鎌倉駅東口より車で10分に所在。163年前の安政2年(1855年)に建てた古民家を同社が借り、外壁などを残して内部を改装した。自然豊かな静寂に包まれた場所に佇む古民家で、約90㎡の広い客室や、最先端技術を使ったサービスなどが提供され、宿泊者が快適に過ごすことができるラグジュアリーな空間となっている。

オープンと同時に同施設内で「Restaurant COCON」としてレストラン事業も展開。同レストランは、国内オーガニックレストランの先駆けとしても知られ、世界でも高い評価を受けている奥田政行シェフがプロデュース。イタリアンベースのオーガニック料理の提供をメインに、鎌倉ならではの“鎌倉野菜”も使用するという。

住宅宿泊事業法(民泊新法)に基づき、年180日限定で運営し、宿泊客のいない日はレストランのみを営業する。鎌倉市は古都保存法で宿泊施設を開業できない地域が多く、民泊制度を活用したという。宿泊は1日2組限定で、料金は1人3万~5万円程度を予定。

代表取締役の松宮大輔氏は「売り上げの大半をレストランから得る構造で採算を確保する」と述べている。同社は今後、2020年までに鎌倉市内で3ホテルに拡大する計画だという。

神奈川県が発表した「神奈川県外国人観光客実態調査」(平成29年3月)によると、神奈川県を足を運んだ訪日外国人の国籍は、中国をメインに台湾、香港、韓国と、東アジアが6割弱(58.3%)を占めている。訪問地は「鎌倉」(47.9%)がもっとも多く、「横浜」(43.8%)、「箱根」(40.1%)、「江の島」(36.8%)と続いた。鎌倉の人気を後押しするのも、自然観光を主な訪問目的にする訪日外国人が多いことが要因と言える。

また日本での宿泊日数は6泊以内が47%を占めており、およそ半数が1週間以内の滞在となっていることからも、同ホテルのニーズは高まることが見込める。国内外問わず人気の観光地・鎌倉が今後もより多くの人で賑わう街であり続けることを期待する。

■「鎌倉 古今」の公式サイトはこちら

【参照記事】
鎌倉の古民家ホテル、7日に開業 小田原のくらつぐ
「くらつぐ」と、鎌倉での古民家再生および民泊運営事業において業務・資本提携のお知らせ
【参照サイト】
神奈川県外国人観光客実態調査

(HOTELIER編集部)


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