MASSIVE SAPPORO、札幌初の無人ホテル「UCHI Living stay ekolu」を2019年1月に開業
札幌を中心に、民泊や簡易宿泊所などの不動産に関わる総合プロデュースを行っている株式会社MASSIVE SAPPORO(マッシブサッポロ)は2019年1月、札幌市内初の無人オーペレーションホテル「UCHI Living stay ekolu」を開業する。同社は18年10月に札幌の民泊業界を代表する企業として、Airbnb Japanより公式パートナー認定『Airbnb Partners』を受けている。
同ホテルは、札幌市中央区南12条8丁目の中島公園の西側に所在し、土地建物は合同会社エコルエンタープライズが所有する。建築基準法上の用途は簡易宿所であり、2018年6月に施行された改正旅館業法の条件の下、フロントを置かずタブレット端末を使用してチェックイン・チェックアウトが可能だ。個室には予約日のみ有効なパスコードで開錠できるようにし、緊急時の対応体制も整えている。
建物は、新築の木造2階建ての3部屋。客室は、訪日外国人の団体旅行やグループ・家族旅行など最大10人程度が利用できる広さがあり、キッチンも完備している。宿泊料は1人1泊2000~5000円程度だ。
観光庁が発表した「宿泊旅行統計調査」(平成27年・年間値(確定値))によると、北海道の外国人延べ宿泊者数は約564.1万人泊となっており、前年に比べ+46.4%の伸び率となった。中でも札幌市においては、2017年度の外国人宿泊者数が257.2万人と6年連続で過去最多を更新するなど、北海道、そして札幌のインバウンド需要が急速に伸びてきていることがわかる。特にアジア圏からの旅行者が多いことから、同ホテルのように団体での宿泊利用が可能なホテルは、今後もニーズが伸びていくとみられる。
2月の雪まつりやウィンタースポーツ、大自然を満喫できる夏のシーズンなど、本州では味わえない四季折々の観光ができる北海道は現在、国内だけでなく海外からも多くの注目を集めている。今後同社がどのようなインバウンド向けの宿泊施設を開業していくか楽しみである。
【参照記事】
札幌初の無人ホテル『UCHI』 、MASSIVE SAPPOROが開設
【参照サイト】
宿泊旅行統計調査(平成27年・年間値(確定値))
2017 年度の来札観光客数の状況について
(HOTELIER編集部)