日帰り温泉施設敷地内にホテル新設。無形文化遺産観光客取り込み狙う。埼玉県小川町

埼玉県比企郡小川町で日帰り温泉施設「花和楽(かわら)の湯」を運営するカワラリゾート(本社:埼玉県比企郡、代表:新田 悟詞氏)は12月1日、同施設敷地内に「カワラホテル」をオープンした。

花和楽の湯は「泊まれない旅館」をコンセプトに、2004年春にオープン。純和風の館内、美肌効能が期待される強アルカリ単純泉、質の高い接客サービスが人気で年間約20万人が訪れる。新田社長は、利用者から評価の声以上に「宿泊希望の声が多く寄せられてきた」といい、近隣にあるゴルフ場からは「プレー客の約3割がゴルフ場近くで早朝に朝食の提供がある宿で前泊を希望している」と聞いたという。
また、小川町周辺には大手自動車会社工場などがあり、国内外からの出張者が多い。出張者らは近隣での宿泊を希望していたが、町内には対応できる施設が少なく企業側からも町関係者に宿泊施設誘致を求める声が挙がっていた。

さらに小川町は、ユネスコ無形文化遺産に登録された和紙「細川紙」関連施設に多くの観光客が訪れる場所でもある。温泉客、ゴルフ客、出張者に加え観光客の取り込みが可能と判断し、ホテル開設を決めた形だ。ホテルのみで年間約1億円の売り上げを目指す。
近隣にある小川赤十字病院に対しても、「夜勤明けの職員向けに昼間の睡眠場所」(新田社長)として利用してもらうことを検討しているという。

ホテルは鉄筋2階建て、ビジネスタイプのデラックスシングルやデラックスダブルなどを用意した30室。宿泊料金は朝食代と温泉施設の利用料を含め1泊9,800円からと、「ビジネスホテルと温泉旅館の間の価格設定」(新田社長)になっているという。観光客向けにインターネットでの情報発信を強化するほか、レンタル着物サービスも行う考えだ。

【参照】
宿泊希望多くホテル新設、小川の“花和楽の湯”で12月1日オープン
【参考リリース】
花和楽の湯に宿泊施設が誕生
【サービスサイト】
花和楽の湯

(HOTELS.Biz 編集部)


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