「西成をインバウンドの町へ」フリープラス、大阪西成区で訪日外国人旅行者特化型ホテル3軒、計429室開業へ
訪日旅行事業を展開する株式会社フリープラス(本社:大阪市北区、代表取締役社長兼CEO 須田健太郎氏)は、訪日外国人旅行者向けに特化したホテルを大阪府西成区に3棟開業する計画を明らかにした。同社はいずれのホテルも所有はせず、運営や販売を行う。
西成区は関西国際空港に近く、難波まで電車で2分、ドンキホーテなども揃うエリア。フリープラスが扱う大阪や関西のツアーでは、必ず難波などのいわゆる「ミナミ」エリアを組み込むものの、同エリアのホテルは価格が高騰しているため、個人旅行での利用が主流だ。団体旅行では「ミナミ」エリアを離れ尼崎などの北、ないし西のホテルに宿泊せざるを得ないケースが多いため、西成エリアは開業に理想的な場所であったとフリープラス代表取締役社長兼CEOの須田氏は語る。同エリアの簡易宿泊施設ではすでに宿泊客の50%以上が外国人という施設も多いといい、区と連携しイベントを企画するなどして「西成をインバウンドの町にしたい」考えだ。
【ホテル詳細】
・「FP HOTELS South-Namba」
100室。標準客室:18平方メートル
・「FP HOTELS Hanazono-Cho(仮称)」
142室。標準客室:20~22平方メートル
・「FP HOTELS South-Namba2(仮称)」
187室。標準客室:15平方メートル
いずれのホテルにおいても、約9割の客室が2名利用前提の設計、訪日外国人にはあまり視聴されないというテレビの代わりにiPadを全室に設置、館内の朝食会場では市場ごとの繁忙に合わせてメニューをアレンジするほか、夜はラウンジとして開放するなど「訪日特化」の工夫がなされる予定。
フリープラスは、大阪や東京などの通年で外国人旅行者が集まる都市において今後5年で10棟のホテル開業を目標としている。今回発表された大阪の3店舗以降についての詳細は未発表だが、1年に2棟のペースで計画が進行中だということだ。
【参考リリース】
・2018年春と秋、大阪ミナミエリアに訪日客特化型ホテル「 FP HOTELS 」をさらに2棟開業
・大阪・西成区に訪日専門ホテル3軒-フリープラス、計429室
【サービスサイト】
株式会社フリープラス
(HOTELS.Biz 編集部)