「南禅寺参道 菊水」が6月11日にオープン、レストランはミシュラン三ツ星料亭が監修。
飲食店の経営や運営企画を行う株式会社バルニバービ(本社:大阪市西区、代表取締役:佐藤裕久)は、明治30年に開業した京都の料理旅館『菊水』をリノベーションし、6月11日に宿泊施設『南禅寺参道 菊水』をオープンする。
『菊水』は、明治時代に元呉服商・寺村助右衛門の別荘として建てられた。近代庭園の先駆者と言われる7代目・小川治兵衛が作庭した池泉廻遊式庭園は、敷地約830坪の半分以上を占めている。数寄屋造りの建物と美しい日本庭園を活かすため、魅力を最大限に楽しめる空間へと改装した。
時を重ねた価値と情緒を継承しながら『菊水』らしさをデザインした客室は、これまであった15室から5室へと減らし、広々とした心地よいスペースを造りあげたという。2名が宿泊できる部屋を3つ、2~3名が宿泊できる部屋を2つ用意している。室内にはウッドデッキを設置し、庭園の風情を満喫できる。広報担当者は、「縁側をイメージした空間となっており、静寂なひとときをイスに座ってゆっくり過ごしていただければ」と述べている。
和を感じさせるモダンな空間のレストランでは、大阪のミシュラン三ツ星料亭『日本料理 柏屋』が監修した「和」のエッセンスと、バルニバービグループの総料理長・大筆秀樹が加えた「洋」のエッセンスにより、京都の食材などを活かしたイノベーティブな料理を味わうことができる。ランチタイムには、ミニ懐石コースや南禅寺名物の湯豆腐をコースで提供する。ディナーでは、会席料理やフランス料理を提供する。
宿泊料金は、1泊朝食付きで1名あたり33,000円~を予定している。ホテル周辺でのアクティビティを予約することもでき、陶芸やガラス細工作り、着物・浴衣のレンタルなどがある。
■「南禅寺参道 菊水」概要
所在地:京都市左京区南禅寺福地町31
アクセス:地下鉄東西線 蹴上駅より徒歩5分
開業時期:2018年6月11日
公式サイトはこちら
【参照記事】
日本庭園が魅力の宿、南禅寺に誕生
【コーポレートサイト】
・株式会社バルニバービ
・日本料理 柏屋
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(HOTELIER 編集部)