石垣島で最大客室数、マリオットリゾート&スパ イシガキジマ、2020年12月開業予定
沖縄県石垣島に開業予定の「マリオットリゾート&スパ イシガキジマ」は、2020年12月をめどにオープンすることが明らかになった。同ホテルは、世界最大手ホテルチェーンのマリオット・インターナショナルが国内で初めて直営するホテルで、建設は石垣島産業開発が行う。今月29日には建設地となる沖縄県石垣市川平で地鎮祭が行われるという。
同ホテルは、県内の離島では最大の380室となり、約8万9千平方メートルの広大な敷地を誇る。施設内には、サンゴ礁や海水など天然のものを生かしたラグーン・プールを併設。380という客室数は、沖縄県本島にあるリゾート「ザ・ブセナテラス」の410室、「ANAインターコンチネンタル万座ビーチリゾート」の397室、「ホテル日航アリビラ」の396室に次ぐ数となり、石垣島を代表する高級リゾートホテルとなるだろう。
当初、19年開業を目指していたが、県や石垣市、地元住民との協議の継続が必要と判断し、開業目標時期を延長していた背景がある。現在も調整を続けており、18年度初めにもホテル計画のイメージ図を公表する予定だ。マリオット社は、川平区と地元住民を優先的に雇用するよう協定を結んでいる。
米国メリーランド州に本拠地を置くホテル経営会社であるマリオット社は、ザ・リッツ・カールトンやシェラトンなど世界でも名だたるブランドのホテルを展開。その数は、30ブランドにもなる。沖縄県内では他にもオキナワマリオットリゾート&スパ(361室)を運営しており、ハイクラスなホテルを主としている。
沖縄県は、訪日外国人観光客も多く、石垣島など離島へ足を運ぶことも多いことから、大規模な客室数を誇る同ホテルの開業は、さらなる観光客の誘致が期待されることだ。
【参照記事】
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(HOTELIER 編集部)