相鉄グループ、低価格の個室簡易型ホテル立ち上げへ。京都に18年10月オープン
相鉄グループの株式会社相鉄ホテル開発(本社:神奈川県横浜市、取締役社長:吉田 修氏)と相鉄イン株式会社(本社:神奈川県横浜市、取締役社長:吉田 修氏)は、低価格で利用できる個室管理型ホテルの新ブランドの立ち上げを発表した。
同グループには相鉄ホテル株式会社(本社:神奈川県横浜市、取締役社長:小澤 重男氏)が運営する高単価・多機能を追求した「横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ」と、株式会社サンルート(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:吉田 修氏)が運営する高単価・多機能寄りの「サンルートホテルチェーン」、相鉄インが運営する単機能・低価格寄りの「相鉄フレッサイン」がある。今回発表された個室簡易型ホテルは、「相鉄フレッサイン」よりも低価格帯のホテルの位置付けとなるそうだ。
新ブランドホテルの客室規模は100~150室、客室面積は4.5~13平方メートル程度となる予定。シャワーやトイレは男女別の共用にするが、客室にいながらシャワー・ランドリーの混雑状況を確認できるシステムを導入。このほか、自動チェックイン・チェックアウト精算機や、携帯電話・スマートフォンに連動したキーシステムも活用するという。
1号店は京都市中京区(京都市営地下鉄四条駅から徒歩5分、阪急電鉄京都線烏丸駅から徒歩2分)に、2018年10月オープン予定。東京や大阪も重点出店エリアとして展開していく。
今年7月には、相鉄ホールディングス株式会社(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:林 英一氏)が全額出資し、新しいホテル事業会社「相鉄ホテルマネジメント」が設立されることが決まっている。同社が10月に、相鉄インとサンルートのホテル事業を引き継ぐ。
2019年度中に、宿泊特化型ホテルの直営50店舗超体制の確立を目指しているという相鉄グループ。個室簡易型ホテルで、単機能・低価格という新たな挑戦へと乗り出していくが、お洒落カプセルホテルの新規オープンが相次ぐ中、カプセルホテルとはまた違った個室タイプのホテルで業界にどんな息吹をもたらすだろうか。
【参照記事】
相鉄グループが低価格ホテルを展開へ…1号店は京都に 2018年10月
相鉄HD/ホテル事業で新会社
(HOTELIER編集部)