東急不動産ホールディングス、旧軽井沢ホテル買収。高級ホテル事業本格展開へ
東急不動産ホールディングス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:大隈 郁仁氏)が、高級ホテル事業を本格展開することが明らかになった。すでに1979年開業の老舗、旧軽井沢ホテル(長野県軽井沢町)を買収しているという。
客室数50の中規模施設で客単価は3万円台後半の同ホテルは、3月末に海外企業から買収。現在は外部のホテル運営・開発会社が運営しているが、今後は直接運営に切り替える方針という。
来夏には、NTT都市開発やミリアルリゾートホテルズと共同で沖縄県恩納村に「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド沖縄」を開業する予定もある。全国各地のリゾートホテルで培ったノウハウで攻勢をかけていくようだ。
また、競合する不動産大手もホテル運営に力を入れている。三菱地所株式会社(本社:東京都千代田区、執行役社長:吉田 淳一氏)は18年以降、東京、京都、大阪の3ヶ所でロイヤルパークホテルの開業を予定しているほか、三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:菰田 正信氏)は中期滞在型の高級ホテル「ザ セレスティンホテルズ」を今秋、京都や東京・銀座などで開業する予定。さらに、住友不動産株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:仁島 浩順氏)は、羽田空港直結のホテルを計画、野村不動産株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:宮嶋 誠一氏)も、ホテル事業への参入を検討中だという。大手各社でホテル展開が加速してきている。
【参照】
東急不HD、旧軽井沢ホテルを買収 高級ホテル本格展開
(HOTELIER編集部)