外国人リゾート派遣数が2.2倍!?宿泊業で外国人採用に積極的な姿勢、はたらくどっとこむ調べ

リゾートバイト・住み込みアルバイト求人情報サイト「はたらくどっとこむ」を運営する株式会社アプリは、ワーキングホリデービザを使用してリゾートバイト先へ派遣された外国人数の集計結果(2016年~2018年)を発表した。

同社は、日本国内の観光施設(ホテル・旅館・スキー場など)に特化したリゾート人材派遣業を2002年に開始し、派遣スタッフ登録者数は約16万人にものぼる。また2016年には、上京サポート・都内就職支援「Tokyo Dive」、留学・ワーホリサポート「Global Dive」を、2018年には旅人に特化した就職支援サービス「旅人採用」をスタートしたほか、法人向けオフサイトミーティング専門旅行サービスや観光業支援事業など、多岐にわたって事業展開している。

同社調べによると、2016年の年間の外国人リゾート派遣数は168人だったのに対し、2017年には312人(1.8倍)、2018年には371人と、2年間で2.2倍にも伸びていることがわかった。この伸びの要因として考えられるのが、就労希望者が増えたことはもちろん、これまで外国人登用を行ってこなかったホテル・旅館が、訪日外国人の増加に伴い外国人採用をスタートさせたことが大きいとみられる。

近年、訪日外国人客が増え続けていることに加え、2019年4月より宿泊業界での「特定技能」の開始によって、宿泊業界ではますます訪日外国人に対応できる人材として、「外国人登用」への対策や実働が見込まれる。これを受け同社は、2020年の外国人リゾート派遣数目標を、2016年の3倍にあたる500人を目標値と設定した。

2018年には訪日外国人数が3,000万人を突破するなど、政府が掲げている2020年の訪日外国人数4,000万人という数字も、いよいよ現実味を帯びてきている。宿泊業界が外国人採用を積極的に行うことで、訪日外国人が言葉や文化の壁をあまり感じず、心から日本の滞在を楽しんでもらえるだろう。宿泊業界だけでなく、他業界でも積極的に外国人採用を行う流れが進んでいくことを期待したい。

【参照記事】
外国人派遣就労者 2.2倍増!(当社内推移)訪日外国人増加に比例する外国人派遣就労者の増加の推移 20年の訪日外国人目標4000万人に対し、当社の外国人派遣就労者目標500人を目指します!!

(HOTELIER編集部)


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