星野リゾート、新今宮駅前のホテル建設が2019年3月に着工。生まれ変わる「新今宮」の街に注目が集まる
株式会社星野リゾートが計画している、JR環状線「新今宮」駅前の都市型ホテル「(仮称)大阪・新今宮駅前ホテル建設プロジェクト」が、2019年3月に着工することが分かった。
敷地は大阪市の市有地である、JR新今宮駅の北側の更地約1万4,000平方メートル。宿泊施設(ホテル)を主な用途とする業務商業系施設の開発事業予定者を募るプロポーザルを実施し、同ホテルは2017年3月に進出が決まっていた。ミナミホテルマネジメントが建築主となり、星野リゾートが運営する。
同ホテルは当初、20階建てを予定していたが、14階建てに変更。RC一部S造14階建て塔屋2層、延べ3万7922平方メートルで建物の高さは70m。設計は日本設計関西支社が担当となり施工者は未定。完成は21年10月を予定している。
プロポーザル時の提案では、600~850室の客室やメインダイニング、カフェテリア、温浴施設・スパを備え、滞在性の高いホテルを整備。ホテル敷地内には丘状となった屋外広場「みやぐりん」を整備し、宿泊者以外にも開放され、カフェや屋外コンサート、ピクニックなどを 楽しめる憩いのスペースとする。
同ホテルが開業する新今宮は、分譲マンション企画・販売大手の株式会社プレサンスコーポレーションが民泊専用のビルを建設するなど、宿泊施設の開発が続いている。JR線のほか複数路線の乗り入れがあることや、「あべのハルカス」や「通天閣」、「天王寺動物園」などといった多彩な観光スポットが点在していることがその理由である。
星野リゾートやプレサンスコーポレーションなどによる宿泊施設の開業により、同エリアがかつての“ドヤ街”のイメージを脱却し、訪日外国人をはじめ多くの人々で賑わう街に成長していくことを期待したい。
【参照記事】
星野リゾートの新今宮駅前ホテルがついに始動/19年3月に着工、21年10月の完成めざす/日本設計で設計進む
(HOTELIER編集部)