訪日外国人向け観光情報サービス「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE」関西版オープン、6社・団体が協力し魅力を発信

株式会社ぐるなびは2019年7月24日、訪日外国人向け観光情報サービス『LIVE JAPAN PERFECT GUIDE』(以下:『LIVE JAPAN』)の関西版「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE KANSAI」を7月24日よりオープンするとを発表した。加えて、今回のオープンにあわせ、施設自らが災害時に対応可能な支援情報を多言語で発信できる新機能「災害情報タイムライン」を追加した。

関西版は一般財団法人関西観光本部、大阪市高速電気軌道株式会社、南海電気鉄道株式会社、西日本旅客鉄道株式会社、阪急阪神ホールディングス株式会社、株式会社ぐるなびの6社・団体が協力し、事務局としてそれぞれが持つ資源やネットワークを活用・連携し、関西の魅力を訪日外国人向けに発信する。

『LIVE JAPAN』は、観光情報や飲食店情報、交通案内など、日本の旅に役立つ様々な情報をワンストップで提供するWEBサービスだ。同サービスには、日本の文化や観光情報を国別ユーザーの嗜好に合わせて記事や動画で配信する「情報コンテンツ」、正確で詳細な今の情報を多言語で配信する「LIVE情報」、日本滞在中に役立つ様々な「便利機能」の3つの特徴がある。

2016年4月の東京版オープンから3年で、年間利用者数3,500万人を誇る日本最大級の訪日外国人向け観光情報サービスに成長し、2018年7月には北海道版をオープンした。そしてこの度、西日本では初となる第3弾として関西版をオープンした。

関西エリアは、国際的なスポーツイベントや大阪・関西万博の開催、「百舌鳥・古市古墳群」の世界遺産登録が決まり、更なるインバウンドの発展が期待される。その一方で、訪日外国人の来訪・宿泊の大阪市と京都市への二極集中という課題も抱えている。『LIVE JAPAN』は、これまで東京版・北海道版で蓄積したノウハウを活かし、他エリアの魅力も積極的に発信していくことで関西広域への周遊を促す考えだ。

関西版のオープンにあわせ、「便利機能」のひとつである「災害情報一元化サイト」に、新機能「災害情報タイムライン」を追加した。この新機能は、『LIVE JAPAN』の掲載施設が自施設の管理画面を使い、帰宅困難者の受け入れやWi-Fiの無料貸出など、あらかじめ翻訳・登録された約30の災害時に対応可能な支援情報を選択するだけで、即時に5言語(日本語・英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語)で発信できる。

これにより訪日外国人は、誰がいつ発信したかが分かる、正確で最新の被災地域周辺の支援情報を閲覧でき、これまで得ることが難しかったきめ細やかで身近な、その時に必要とする情報を得ることが可能になる。なお、新機能は『LIVE JAPAN』の「LIVE情報」の機能を活用したものである。こうした『LIVE JAPAN』の特徴を活かし、旅を豊かにする基本情報に加え、自然・食・文化・ショッピングなど関西ならではの魅力を発信すると共に、訪日外国人が安全・安心に旅を楽しめる環境を整えるという。

また、「災害情報一元化サイト」を一人でも多くの訪日外国人に知ってもらうことを目的に、QRコードが印刷されている「おまもりカード」と「ステッカー」を作成した。『LIVE JAPAN』参画企業の協力のもと、駅・観光案内所・商業施設などへの設置・配布を進めている。これにより、発災時や緊急時に訪日外国人が速やかに同サイトへ到達し、必要な情報を取得することに貢献する。加えて、駅・観光案内所・商業施設などで外国語が話せない現場スタッフにもこれらを活用してもらい、外国人への対応をよりスムーズに行うことにも貢献するという。

「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE KANSAI」事務局は現在の6社・団体に加え、今後も同事業に賛同した関西の企業などを応援パートナーとして迎え入れていくという。事務局および応援パートナーが力を合わせて利便性の高いサービスの提供に努め、一人でも多くの訪日外国人に関西の魅力を発信していくことで、2020年に訪日外国人1,800万人という目標を掲げる関西の観光振興に貢献していく考えだ。また『LIVE JAPAN』は、今後も多言語での災害情報発信を拡充することで、訪日外国人にとっての利便性を高め、サービス強化を図るとしている。

関西観光本部がイギリス・フランス・ドイツ・アメリカ・カナダ・オーストラリアを対象に「訪日旅行で興味があること・体験したいこと」を調査したところ、上位10は「日本庭園」「都市散策」「お寿司」「山/富士山」「景観・絶景体験」「桜」「寺社仏閣」「滝」「城・歴史建造物」「温泉」となった。この結果について関西観光本部は「いずれの国においても需要性が高く、訪日外国人全体にとっての定番の(外せない)観光コンテンツであるといえる」と述べている。大阪市・京都市以外の地域でも、これらを積極的にアピールしていくことで来訪・宿泊に繋げることができるだろう。

また、トリップアドバイザーの調査によると、訪日外国人の「日本に対する不安」として、アジアからの訪日客48%、欧米豪の訪日客30%が「自然災害に対する不安」を挙げている。加えて「言語やコミュニケーションの不安」を感じている訪日外国人も多く、災害時にはその不安は一層強くなるに違いない。今回新機能として追加された「災害情報タイムライン」は5言語で即時に情報を発信できるため、多くの訪日外国人に活用されることを期待したい。

■「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE」公式サイトはこちら
■「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE KANSAI」公式サイトはこちら
■「災害情報一元化サイト」公式サイトはこちら

【参照記事】
・「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE KANSAI」2019年7月24日(水)グランドオープン
・日本最大級の訪日外国人向け観光情報サービス「LIVE JAPAN PERFECT GUIDE」 新機能「災害情報タイムライン」を追加
【参照サイト】
・関西観光本部|2018年度 関西広域周遊促進に向けたマーケティング調査結果について
・トリップアドバイザー|「インバウンドレポート2019」
(HOTELIER 編集部)


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