「アクティビティジャパン」と「ねっぱん!」が連携、宿泊施設周辺のアクティビティ・レジャー情報を発信
株式会社アクティビティジャパンは2019年06月21日、株式会社クリップスが提供する業界トップシェアのクラウド型サイトコントローラー『ねっぱん!』と協業すると発表した。同日より、アクティビティジャパンが運営する予約プラットフォーム『アクティビティジャパン』と『ねっぱん!』が連携を開始し、宿泊施設周辺のアクティビティやレジャー情報を宿泊者に発信し、事前に予約受付をするためのサービスを開始した。
『アクティビティジャパン』では、アウトドア・アクティビティのみならず、”日本の心”を学べる伝統文化体験、ものづくり、ガストロノミーツーリズム、グリーンツーリズムなど、全国に点在している自然や地域、観光資源を活用したさまざまなアクティビティ体験を取り扱っている。専用WEBページから簡単に探すことができ、幅広いジャンルを日本全国約4,000の提携事業者、15,000プランから検索・予約することができる。
宿泊施設向けのサービスである『ねっぱん!』は、複数の宿泊予約サイトの在庫・料金・予約情報を一括管理できる。宿泊施設が各サイトの管理画面を開いて部屋と料金の登録にかけている労力を少しでも軽減することで、より魅力的なプラン作成など集客のために割く時間を増やすことが可能となる。2019年4月末日時点で、8,700軒以上の施設で稼働している。
このたびのシステム連携により、『ねっぱん!』を導入している宿泊施設が宿泊者に届けているメール内に、宿泊エリア周辺のアクティビティ情報をリンクとして設置できる機能を提供する。これにより、宿泊予約時より24時間いつでもどこでも、アクティビティジャパンが取り扱う施設周辺のアクティビティ情報の検索・予約ができる環境が構築可能になる。
2019年9月に開催されるラグビーワールドカップ2019日本大会を皮切りに、来年に迫った東京オリンピック・パラリンピック、ワールドマスターズゲームズ2021関西、2025年に開催が決定した大阪万博など、世界からも注目される大規模なイベントが日本国内で開催される。こうした環境下もあり、年々増加している訪日外国人旅行者数もさらなる増加が予想される。
アクティビティジャパンは、各地域への県内外の日本人旅行者のみならず、今後は国外から訪れる宿泊客に対しても、日本各地域の魅力を旅の“付加価値”として提供することを目指していくとしている。加えて、通常ホテルフロントスタッフが対応している周辺観光情報の案内も、WEBサイトを活用することで業務効率化にも繋がり、顧客満足度が向上し、その施設へのリピーターの創出にも貢献できると考えている。
また、日本全国の宿泊施設との連携を推進していくことで、レジャーやイベント参加を目的とする旅行者のみならず公務・ビジネスで各地域を訪問する人に対しても、地域ならではのアクティビティやレジャー情報を事前に提供し、より有意義な滞在時間を過ごせる機会の創出を図るという。
同社は、「旅行者の多様なニーズに対応し、旅ナカコンテンツの充実化をすることで各地域へ新規顧客の創出や、滞留時間を伸ばすきっかけを創出し続けることにより、観光振興や宿泊施設へのリピーターに繋げる仕組みづくりを、今後も展開してまいります」と述べている。
クリップスは、「住宅宿泊事業法(民泊新法)の施行、旅館業法の規制緩和、2020年の東京オリンピックおよびインバウンド需要の増加などを背景に、宿泊業界の競争激化が見込まれるなか、宿泊施設の販売機会拡大と業務効率向上にますます貢献できるものと考えております」と述べている。
株式会社三井住友銀行がまとめたレポート『訪日外国人旅行者(インバウンド)の動向 』によると、「観光・レジャー」目的で訪れていた人は2012年には49%だったが、2018年には78.2%(+29.2%)と大幅に増えている。来日した際に体験したことでは「日本食を食べること」「ショッピング」「繁華街の街歩き」の人気が根強く2012年も2018年もトップ3だが、「日本の歴史・伝統文化体験」も増加傾向にある。同社は、日本独自のコンテンツが好まれる傾向にあるとしている。
このたびの『ねっぱん!』と『アクティビティジャパン』の連携により、宿泊施設周辺でどんな体験ができるのかすぐに分かるようになった。宿泊施設の業務効率化も期待でき、より良いサービスの提供に注力できそうだ。また観光やレジャー目的で訪れる多くの訪日外国人客はもちろん、日本人旅行者にとっても利便性が高く、旅行をより充実したものにできるだろう。
■「ねっぱん!×アクティビティジャパン」の詳細はこちら。
■「ねっぱん!」公式サイトはこちら。
■「アクティビティジャパン」公式サイトはこちら。
【参照記事】
株式会社アクティビティジャパン クラウド型サイトコントローラー「ねっぱん!」にて宿泊施設周辺のアクティビティ・レジャー情報を宿泊者に発信
【参照サイト】
・「アクティビティジャパン」との連携を開始!
・訪日外国人旅行者(インバウンド)の動向
(HOTELIER 編集部)