TBグループ、まゆ玉キャビンに「Akerun入退室管理システム」を導入し宿泊者の利用状況をデータベース化へ
株式会社TBグループは2019年1月28日、同グループが展開するコンパクトホテル「まゆ玉キャビン 横浜関内」において、株式会社Photosynth(フォトシンス)が提供するスマートロックを活用した「Akerun(アケルン)入退室管理システム」を導入することを発表した。
「Akerun入退室管理システム」は、機器である「Akerun Pro」をドアのサムターン(鍵のつまみ)に固定するだけで、ドアの解錠権限をNFC対応ICカードやスマートホンにより解錠をすることが可能なスマートロックだ。
このたび、既存の建物の空きスペースを活用して宿泊環境を実現させる、カプセルベッド「まゆ玉」の製造販売及びホテル事業を展開するTBグループの構想と、既存の扉にスマートロックを後付けすることで簡単にエリアの棲み分け・セキュリティを実現できる「Akerun入退室管理システム」のコンセプトが合致。業界に先駆けてスマートロックを活用した「Akerun入退室管理システム」を同ホテルに導入することとなった。
同ホテルでは現在、玄関と男性・女性フロアの入退室をICカードで管理している。「Akerun入退室管理システム」の導入により、様々なノウハウを蓄積しながら今後は、2018年6月施行の改正旅館業法に対応した、TBグループが開発中のセルフチェックインシステムとの連携を図ることで、安全性を兼ね備えた省力化・無人化ソリューションを実現していく。
また同社は、クラウドに蓄積された解錠回数や解錠時刻を基に分析したデータは、効率的なホテル運営や、今後のホテル展開に幅広く活用していく。
近年、宿泊施設におけるスマートロックの導入は、リクリエの「GRAND BASE TENJIN」や楽天LIFULL STAYの「Rakuten STAY」シリーズなど大幅にニーズが伸びてきている。これは、宿泊者がチェックイン時に行列に並ぶ手間が省けるだけでなく、ホテルスタッフ側の鍵の管理業務の軽減や人件費の削減、そして24時間体制の万全のセキュリティで防犯性を高められるメリットもある。
今後も様々なシステムとの連携でニーズ拡大が見込めるスマートロック。HOTELIER内でもいくつか紹介をしているが、様々なメーカーの中から自施設に最適なものを選ぶことで、一層ホテル運営がスムーズになるだろう。
【参照記事】
IOTスマートロックを活用した『Akerun入退室管理システム』をコンパクトホテル”まゆ玉キャビン”に導入
【参照サイト】
TBグループが業界に先駆け、IOTスマートロックを活用した『Akerun(アケルン)入退室管理システム』を、直営コンパクトホテル“まゆ玉キャビン”に導入し、宿泊者の利用状況をデータベース化!
(HOTELIER編集部)