最先端テクノロジーを駆使した「GRAND BASE TENJIN」2019年2月に開業、大人数も宿泊可

株式会社リクリエが、最先端テクノロジーホテルの第4弾「GRAND BASE TENJIN(グランドベース天神)」を、2019年2月1日にオープンすることが分かった。

同社は福岡を拠点に西日本エリアの宿泊施設を企画・運用し、現在はIoTやAI、最先端のIT技術を駆使した宿泊施設のシリーズ展開を進行している。最先端テクノロジーホテルシリーズは、“暮らすように旅をする”と“Tech Plus Hospitality”をテーマに、快適かつ広々としたリビングスペースを有する。テクノロジーによる最大のおもてなしで、今までのホテルとは一線を画す「新たな宿泊スタイル」を提供している。2018年8月を皮切りに、2020年までに西日本エリアで50棟の新規オープンを予定しているという。

福岡市中央区にオープンする「GRAND BASE TENJIN」は、地下鉄七隈線「渡辺通」駅から徒歩9分に位置する。福岡市は宿泊施設不足が深刻な問題で、民泊新法の制定やインバウンド増加によりこの問題は加速する一方だ。なかでもインバウンド層に人気の“大人数が同じ部屋に泊まることが出来る宿泊施設”の不足が著しいという。同ホテルは4階建て・定員20名で、最大2名が宿泊できるAタイプの客室に加え、最大6名が宿泊できるBタイプの客室を3部屋用意し、大人数の宿泊にも対応した。

IoTを導入したスマートホテルであり、訪日外国人やビジネスパーソンをターゲットに客室には高速無線Wi-Fiを完備した。客室に設置した4カ国語対応タブレットでは、施設の利用案内や各種専用アプリを利用できる。宿泊者のユーザーエクスペリエンス向上に繋げられ、外国人客も不便を感じることなく快適に過ごせるよう配慮した。

監視カメラによる「ITV(industrial television)監視システム」により、リクリエ本社にて24時間監視可能なためセキュリティ面も安心だ。また、スマートロックを導入し電子錠による暗証番号での入室が行えることから、従来の鍵・カードキーの紛失トラブルを解消しストレスフリーを実現している。暗証番号は毎日自動で更新されるという。さらに電子チェックインシステムも導入しており、フロントでのチェックイン時に必要な記帳業務をタブレットで行い、宿泊者名簿の電子化を図っている。

同社は今後、月軸の稼働率でなく時間軸での稼働率を上げる施策を次々に打ち出していく方針だ。

福岡市の入込観光客数は2016年に2,000万人を超え、5年連続で過去最高を更新している。外国人入国者数も6年連続で過去最高を更新し、2017年には約298万人となり、2012年に比べ3.7倍増加した。外国人延べ宿泊者数も2016年に約271万人を記録し、2011年に比べ4.8倍増加した。

外国人客が増える一方、2020年の政府目標である訪日外客数4,000万人を前提としたCBREの調査では、福岡市は新規供給を踏まえてもなお客室数が不足する見通しである。同社が今度どのような宿泊施設を展開し、福岡市の観光客増加と客室不足に対応していくのか注目したい。

【参照記事】
大人数でも泊まれる!AIなど最先端テクノロジー活用ホテル「グランドベース天神」
【参照サイト】
・最先端テクノロジーホテル第四弾 「GRAND BASE TENJIN(グランドベース天神)」が 2019年2月1日福岡市中央区清川2丁目にグランドオープン
・福岡市の観光・MICE 2018年版(平成28年福岡市観光統計)
・CBREが日本の地方都市(札幌、名古屋、福岡)のホテル市場について2020年の見通しを発表

(HOTELIER 編集部)


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