カーステイ、日本初の車中泊・テント泊スポットの検索・予約サービス「Carstay(カーステイ)」をスタート
Carstay(カーステイ)株式会社は2019年1月28日、全国各地に点在する駐車場や空き地を“車中泊・テント泊スポット”として旅行者に貸し出すシェアリングサービス「Carstay」の日本語と英語版ウェブサービスを、1月30日より本格稼働することを発表した。全国各地の駐車場や空き地を車中泊やテント泊スポットとして可視化、一気通貫でシステム化させ、旅行者に有料で貸し出すシェアリングサービスは、日本初の取り組みである。
同サービスは、国内外の旅行者はスマートフォン、タブレット、パソコン向けの専用ウェブサイト「Carstay(カーステイ)」上に、“車中泊・テント泊スポット”として登録された駐車場や空き地を検索・予約、決済し、評価を行うことができるサービス。
全国の民家や宿泊施設、ゴルフ場、レストラン、道の駅、RVパーク、くるま旅クラブ会員施設、オートキャンプ場、サービスエリア、公園などの駐車場や空き地の所有者や事業者が、未使用もしくは今後有効活用したい駐車場や空き地、トイレ、シャワーなどの施設や周辺の設備情報を「Carstay」に登録。車や二輪車を活用する旅行者向けに税込み500円~で貸し、さらに特産物の製作・農山漁村の仕事や祭りなど、地域ならでは体験を提供する「文化体験」も登録することができる。
また同サービスに登録した駐車場や空き地の所有者と利用者は、同社が加入する三井住友海上火災保険の「車中泊保険」を付保することができ、設備の破損、利用中の怪我、利用者同士のトラブル、騒音などを補償。問い合わせに対しても多言語で対応が可能だ。
現在、長野県や山梨県を中心に地方自治体との協力が進んでいる。今後もスポットの拡大を目指し地方へのプロモーションを展開する。5年後に100万人の登録会員(所有者と旅行者の登録者数 合計)、2020年の東京オリンピック・パラリンピックまでに、車中泊スポット 1,000か所の登録数を目指す。さらに2019年夏、iOSとAndroidのスマートフォン専用アプリを公開する予定だ。
日本最大のキャンピングカーオーナークラブである「くるま旅クラブ株式会社」代表の高橋 宣行氏は「この度、Carstay株式会社様が取り組まれる施設の拡充、ならびに施設オーナー様と利用者の方の利便性向上が、ユーザー様のキャンピングカー文化の発展に貢献する事を期待しています。」と述べている。
一般社団法人日本RV協会の『キャンピングカー白書2018』によると、2017年の国内キャンピングカー保有台数は10万台を突破。10年前の2007年に比べ1.8倍の伸びとなり、売上も約424億円と毎年過去最高を更新し続けている。これは、定年退職後の楽しみにキャンピングカーを購入するシニアユーザーの増加が要因とみられる。
2019年にはゴールデンウィーク10連休やラグビーワールドカップ2019日本大会が、2020年には東京オリンピック・パラリンピックと様々な休日・イベントが目白押しだ。しかし各地で公共交通や宿泊施設が足りないという課題も顕在化しているのが現状。同サービスの稼働により、「各地のどこにでも泊まることができる」という新たな旅行スタイルが国内外の多くの人々に浸透し、地方の新たな魅力を発掘することで、地方経済の活性化につながることを期待したい。
■「Carstay(カーステイ)」の公式サイトはこちら
【参照記事】
・-日本初、全国の駐車場や空き地を車中泊・テント泊スポットに- 大手保険付きのシェアリングサービス「Carstay(カーステイ)」本格稼働
・【ニュース】 Carstay、全国各地に点在する駐車場や空き地を車中泊・テント泊スポットとして旅行者に貸し出すシェアリングサービス「Carstay」を1月30日より本格稼働 東京都新宿区
【参照サイト】
・キャンピングカー業界の動向と最新データをまとめた『キャンピングカー白書2018』を発行
・― 電⾞じゃ⾏けないその先へ ―旅⾏者に快適な移動と感動体験を提供する「Carstay(カーステイ)」駐⾞場予約サービス開始
(HOTELIER編集部)