JR四国が民泊参入、4月中旬に京都市で簡易宿所「4S STAY 京都九条」開業。

JR四国は29日、民泊市場へ参入し、4月中旬に京都市で簡易宿所を開業することを発表した。四国外で初の宿泊事業となり、事業開発部門や鉄道事業部門にならぶ新規事業開拓を図る。JR四国の半井真司社長は「四国での展開が最終目標。四国の魅力も伝える宿にしたい。」と話す。

京都で簡易宿所事業を行う目的について、以下の3点を挙げている。

1.インバウンドが多く民泊需要の高い京都市で、安定した収益が見込める
2.民泊事業の先進地であり、観光客が多く訪れる京都でノウハウを獲得し、四国で展開予定の民泊運営の足掛かりとする
3.多くの宿泊客が訪れる京都の物件と、今後計画している四国の同種施設を連携し、四国へのインバウンド誘致を目指す

第一弾として、京都市南区に確保した170平方メートルの敷地に、一棟貸しタイプの「4S STAY 京都九条」を3棟開業する。各棟5名程度の宿泊を想定し、京町屋風の木造2階建てで、京都らしい趣のある中庭を設ける。また、四国の文化や魅力を発信するため、四国の工芸品である大谷焼の一輪挿し、砥部焼の急須・湯飲み、今治タオルなどを備える予定だ。総事業費は1億5,000万円に上る。

「4S STAY」ブランドには、「Safety(安全)・Support(支える)・Satisfaction(満足)・Spic-and-span(清潔な)」という意味を込めている。四国の魅力を伝えるとともに、ホテル並みの安心感と清潔さ、おもてなしを提供する。

建物が完成する1月末に、旅館業法の簡易宿泊営業許可申請を行い、3月上旬より予約受付を開始する見通しだ。JR四国が建物所有者となり、京都市で宿泊施設を手掛ける会社に賃借・運営を任せる。

2人利用(通常期)で1泊約2万円、3人目以降は5,000円を追加する料金体系を想定。海外の予約サイトで宿泊者を募り、年間2,000万円強の売上を見込んでいる。

四国では、農山漁村への滞在型旅行「農泊」や、災害時に避難所として活用できる「シームレス民泊」などを行い、民泊による宿泊者の受け入れを推進してきた。今後は、インバウンドに人気の地域で、古民家活用などを検討しているという。

【参照記事】
・JR四国、民泊市場に参入へ。京都市に簡易宿泊所を4月中旬オープン
・JR四国 京都に簡易宿泊所事業を展開
・JR四国、民泊参入 まず京都 4月にも 四国内での展開にらむ

(HOTELIER 編集部)


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