オリックス不動産、7ヶ所目のUSJオフィシャルホテル。18年春誕生へ
オリックス不動産株式会社が、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の隣接エリアに来春新ホテルをオープンする。USJが公認する7ヶ所目のオフィシャルホテルとなる見通しだ。
敷地面積は4,547平方メートル、客室は500室前後の予定。USJオフィシャルホテルでは中堅クラスの規模となり、同社が運営するオフィシャルホテル「ホテルユニバーサルポート」より100室程度少ない。ホテルのブランド名は現在USJと交渉中で、年内を目処に公表する。
関西国際空港に発着する格安航空(LCC)の増便などで個人旅行やリピーターの外国人観光客が増加する関西では、ホテルの客室稼働数が高止まり状態。8月には大阪市内主要13ホテルの平均稼働率が96.3%を記録している。USJでも4月に開業したアトラクション「ミニオン・パーク」の集客が予想以上に膨らみ、4~9月期の入場者数が同期間の過去最高を更新、宿泊施設の不足が顕在化していた。
同ホテルの周辺は8月にオープンした「ザ シンギュラリ ホテル&スカイ スパ アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」、「ホテル京阪 ユニバーサル・シティ」と「同タワー」(ホテル京阪)、「ホテル近鉄 ユニバーサル・シティ」(近鉄・都ホテルズ)、「ザ パーク フロント ホテル アット ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」(東急ホテルズ)などが建ち並ぶ激戦区だが、隣接ホテルの選択肢が増えUSJ来場者の利便性は更に向上しそうだ。
【参照記事】
・USJ隣接エリアに新公認ホテル オリックス不、18来春にも開業
・ホテル業界の異端児がUSJ公式ホテル参入、何が違う
(HOTELIER 編集部)