JR西日本グループ、2019年に博多、心斎橋、日本橋で宿泊特化型ホテル3軒開業
株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネットが、2019年に宿泊特化型ホテル「ヴィアイン」を3軒開業することを発表した。
JR西日本グループは中期経営計画で、生活関連サービス事業を拡大し、快適なくらしの実現をサポートすることを重点戦略の1つとして掲げ、宿泊特化型ホテルの出店拡大を推進している。
今回開業が発表されたのは以下3軒となる。
・「ヴィアイン博多(仮称)」(福岡市博多区、客室数約200室)
JR「博多」駅から徒歩約5分、延床面積約4,460平方メートル、鉄骨造地上11階建て。
・「ヴィアイン心斎橋西(仮称)」(大阪市西区、客室数約220室)
地下鉄「四ツ橋」駅から徒歩約1分、延床面積約6,700平方メートル、鉄骨造地上12階建て。
・「ヴィアイン東京日本橋(仮称)」(東京都中央区、約240室)
東京メトロ「人形町」駅から徒歩約4分、延床面積約6,700平方メートル、鉄骨造地上12階建て。
「ヴィアイン」はすでに東京や名古屋、大阪などで19軒展開。今回発表された3ホテルの開業で、同ブランドでの展開が19年には全26棟、客室数約6,400室となる。JR西日本グループのホテル事業としては「ヴィアイン博多」が初の九州出店となり、自社が運行する山陽新幹線を使った出張客の利用を見込んでいる。
JR西日本は価格帯の異なるホテルブランドを増やし、幅広い宿泊客を獲得する戦略を取っており、19年度末までにホテル数を現在の27から37軒に増やす計画だという。10月にはカプセルホテル「ファーストキャビンステーション」を大阪・天王寺駅の近くに開業、18年6月にはヴィアインより価格の高い新ブランドホテルの「ヴィスキオ」を大阪駅北側に開業する予定だ。今後もホテル開業の展開に期待が膨らむ。
【参照記事】
・JR西日本、ホテルで九州進出 19年春福岡に
・JR西日本、宿泊特化型ホテル九州初出店
(HOTELIER 編集部)