コンテナモジュールを再利用したロードサイド型ビジネスホテル誕生。栃木県佐野市
コンテナ建設や不動産管理事業などを行う株式会社デベロップは、コンテナモジュールを移設・再利用した国内初のホテルを栃木県佐野市にオープンすることを明らかにした。
同社はこれまでにも、出資するTube社が運営する中部国際空港内カプセルホテルの開発や、2017年8月千葉に開業した「Casual Resort COFF Ichinomiya(カジュアルリゾートコフイチノミヤ)」など、ホテル開発を自社の新たな柱の一つとすべく取り組んできた。
今回開業するホテルは、宮城県石巻市で震災復興の従事者用の宿泊施設として利用されていたコンテナホテル「ホテルサンプラザアネックス」を移設して、ロードサイド型ビジネスホテルとしてリニューアルするもの。コンテナホテルの移設オープンは国内初の事例だという。
同社は、コンテナによるホテル開発事業をコンテナ建築の特徴である短工期、建築後の移設・再利用による環境負荷の最小化と産業廃棄物の抑止といった利点を生かし、需要や社会状況の変化に柔軟に対応できるホテル開発ソリューションとして進化させていく方針を示している。今後も建築物の再利用を活かしたホテル建設の発展が期待される。
■新ホテル概要
施設名称:「HOTEL R9 SANOFUJIOKA(ホテル アールナイン サノフジオカ)」
施設場所:栃木県佐野市浅沼町615-10(佐野藤岡IC、佐野SAスマートICから各々車で約7分)
【参照記事】
・コンテナ建築会社がホテル開発を本格化、栃木県に移設・再利用型のビジネスホテル開業へ
(HOTELIER 編集部)