プリンスホテルの低価格ブランド「プリンス スマートイン」、2019年度めど開業へ
株式会社プリンスホテル(本社:東京都豊島区、代表取締役社長:赤坂 茂好氏)は、宿泊特化型の低価格ホテルブランド「Prince Smart Inn(プリンス スマートイン)」を創設することを発表した。
同社のフラッグシップブランドである「The Prince」、都市型ホテルである「Grand Prince Hotel」、基盤となる「Prince Hotel」に次ぐ4つ目のブランドとなる。これまでの3ブランドはホテルに求められる全ての機能・サービスを提供する“フルサービス”のホテルだが、新設のPrince Smart Innの価格帯は1室1万円前後を想定している(エリアにより異なる)。
予約からチェックイン・チェックアウトまでICT・AIを活用するなどし、ブランドコンセプトは、「ICT・AIを活用したイノベーションを追求する宿泊特化型ホテル」。増加する訪日外国人旅行者やデジタルネイティブ世代の成長など、時代とともに変化するニーズに合わせ、既存の枠にとらわれないイノベーティブな設備・サービスを提供していくという。
想定宿泊客はスマートなサービスを求める20~30代の男女のビジネス利用者、国内外のレジャー利用者など。同社がホテルを展開していない地域を中心に進出。1ヶ所目は2019年度をめどに新設し、最終的に100ヶ所を目指す。現在は全国約40ヶ所で手がける全ホテルが直営だが、新ブランドの運営方式はフランチャイズチェーン(FC)や運営受託も検討するという。
2020年の東京五輪に向けて、ホテル不足が懸念されるが、低価格でのフランチャイズチェーン(FC)で目指すホテル展開は業界に大いなる影響を与えるだろう。
【参照記事】
・プリンスホテル、低価格ブランド「スマートイン」発表
・プリンスホテル、1泊1万円程度の宿泊特化型「Prince Smart Inn」創設
(HOTELIER 編集部)