東急不動産ら、TポイントとQR決済導入でキャッシュレス化を推進。ITでスマートスキーリゾートを目指す。
東急不動産株式会社、株式会社東急リゾートサービス、株式会社Tポイント・ジャパン及び、株式会社ネットスターズは、「たんばらスキーパーク」「ニセコマウンテンリゾート グラン・ヒラフ」「グランデコスノーリゾート」など、東急リゾートサービスが運営する全国のスキー場7カ所において、共通ポイント「Tポイント」および電子マネー「Tマネー」、QR決済サービス「WeChat Pay(微信支付)」、「Alipay(支付宝)」、「LINE Pay」などのサービスを、11月23日より順次提供することを発表した。
東急不動産及び東急リゾートサービスは、スキー事業において上記サービスを始めとしたIoTの活用を推進することで、利用者の利便性向上を図ると同時に、顧客データや購買データなどを蓄積・活用し、より快適に過ごせるスマートスキーリゾートの実現、そしてスキー場のある地域の活性化に努めていく。
Tポイント・ジャパンの「Tポイント」および電子マネーサービス「Tマネー」、ネットスターズのマルチ決済プラットフォーム「StarPay」は、全国のスキー場で初めて提供する。
「Tポイント」「Tマネー」は、各スキー場のリフト券購入時にポイントが加算されるほか、Tポイントのデータベースを活用したCRMにより、最適なスキーリゾートサービスの実現を目指す。
ネットスターズの「StarPay」は、複数のスマホ決済サービスを1つの端末アプリで利用できるようにしたマルチ決済プラットフォームだ。この仕組みを活用し、中国人旅行者向けのスマートフォン決済サービス「WeChat Pay(ウィチャットペイ)」および「Alipay(アリペイ)」を導入することで、中国圏からの訪日観光客の利便性の向上を図る。さらに国内ユーザー向けにも同サービスを通して「LINE Pay」などのQR決済サービスに対応。スキー場内でのキャッシュレス化を推し進めていく。
今季は東急グループの他にも、西武グループの「プリンスホテル」が全国9つのスキー場に、クレジットカードや交通系電子マネーが利用できるマルチ決済端末を導入するなど、多くのスキー場でキャッシュレス化を推進する動きがある。IoTの導入により、訪日外国人にとって便利で快適な環境が作られるだけでなく、支払い方法の選択肢が増えることで、日本人にとっても一層アクティビティを楽しむことができる環境が作られている。今後も業界問わず、様々な企業で同サービスのようなキャッシュレス化は進み、今まで以上に便利で快適な暮らしが実現していくだろう。
【参考記事】
TポイントとQR決済導入でスマートスキーリゾートを目指す(東急不動産/東急リゾートサービス)
【参考サイト】
スマートスキーリゾートを目指しITでキャッシュレス化を推進 ~スキーリゾート地でTポイントサービスとQRコード決済を導入~
(HOTELIER編集部)