東急不動産、老舗「旧軽井沢ホテル」買収。活発なホテル開業の動き
東急不動産は6月1日、長野県北佐久郡の「旧軽井沢ホテル」を取得したと発表した。今回取得した「旧軽井沢ホテル」の周辺エリアでは、会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ旧軽井沢/旧軽井沢アネックス」を展開しており、さらに近接の塩沢エリアにおいても「東急ハーヴェストクラブ軽井沢&VIALA」を建設中で、2018年7月に開業予定だ。
軽井沢エリアは、北陸新幹線の開通により広域からの集客が図れるようになっただけではなく、アウトレットやスキー場など、国外からの観光客も好む場所が充実しており、リゾート地として国内外からの注目度がますます高まっている。「旧軽井沢ホテル」を取得し、軽井沢エリアにおいて会員制ホテルとパブリックホテルを展開することで、東急ハーヴェストクラブの会員のみだけでなく、一般客や訪日外国人客の集客にも注力する。
「旧軽井沢ホテル」は旧軽井沢の別荘地ならではの落ち着いた雰囲気を持つエリアながらも、軽井沢駅や旧軽井沢銀座からは徒歩圏という便利な立地。約9割の客室が40平方メートルを超える広々とした間取りで、2015年7月の大規模リニューアルにより、クラシカルな佇まいの外見にモダンな雰囲気を併せ持つ。
東急不動産のパブリックホテル事業では現在、中長期滞在型ホテル「東急ステイ」において計6物件の出店計画が決定しているほか、2018年夏には「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」が開業予定だ。今後は、ホテルの新規開発だけではなく、リゾート地や都市部に位置する既存のホテルや複合リゾート施設の取得を積極的に行い、パブリックホテルの展開を積極的に推進するという。いよいよ不動産大手によるホテル事業の本格的な展開が始まった。
【参照リリース】国内を代表するリゾート地「軽井沢」 旧軽井沢エリアの中心地にある「旧軽井沢ホテル」を取得
【参照記事】東急不動産、老舗「旧軽井沢ホテル」を取得
【コーポレートサイト】東急不動産
(HOTELIER 編集部)