三井不動産、台湾ホテル市場進出へ。宿泊特化型ホテル2020年開業予定
三井不動産が台湾のホテル市場に進出することが分かった。現地上場デベロッパーの宏普建設(2536/TW)が開発する建物を三井不動産が賃借、三井不動産グループが直営するアッパーグレードの宿泊主体型ホテルとして2020年の開業を目指すという。
ホテルは台北松山空港から車で15分、台北市の中心部に建設される。地上17階建て、客室は約300、1室あたりの平均面積は27平方メートル。開発段階から三井不動産が企画協力し、運営面でも三井ガーデンホテル事業で培ったノウハウを最大限生かしたい考え。現地の高級ホテルよりやや安い価格設定となる見通しで、観光客を主要顧客に据える。
三井不動産はアウトレットモールを台湾に開発するなど、台湾での事業に力を入れている。ビジネスホテルが不足気味である現地の状況と、訪台客が増加傾向にあることを受け今後も台北都市圏を中心に複数のホテル展開を目指すという。
同社は日本国内でビジネスホテルの「三井ガーデンホテル」を20カ所で展開。海外では米ハワイのリゾートホテル「ハレクラニホテル」と「ワイキキパーク」、2カ所に直営ホテルを持つ。
【参照】
三井不動産、ビジネスホテル海外展開 まず台湾で20年開業
【市況】三井不動産が台湾ホテル市場に進出、現地デベロッパーと共同開発
(HOTELS.Biz 編集部)