「ホテル番付」がエージェント型サービスへリニューアル、自動調査した情報を必要なタイミングで提案。
株式会社空(本社:東京都渋谷区、代表取締役:松村大貴)は、全国2万軒以上のホテル情報を自動調査する『ホテル番付』を「エージェント型サービス」へとリニューアルし、2018年4月24日より新プランへ移行することを発表した。
「エージェント型サービス」とは、特定の業務を人に代わって自動実行するもので、“従来のツールと汎用的なAIの間に位置するソリューション”だと同社は定義している。AI技術の発展に伴い、人々の生活や仕事をサポートする「ツールの次なるもの」だという。事例として、日程調整を行うサービスやロボット掃除機などが挙げられる。
これまでホテル業界に提供されてきたのは、経営を支援するためのデータや数字、ノウハウ、ユーザーが操作するためのツールだった。これからの『ホテル番付』は、「ツール」を提供するのではなく、「エージェント」がホテルや旅館で働くユーザーに代わり、日々の価格設定に必要な周辺施設の調査・分析を行い、ユーザーに必要なタイミングで報告・提案をする。ユーザーによる調査・分析などの作業が減ることで、ホテルの企画や戦略、サービスやおもてなしへと注力できるのである。
リニューアルの背景には、訪日外国人客の増加や日本国内のホテル数が増加する一方で、ホテル業界の人材不足が深刻化していることにあった。なかでも、マーケティング領域の業務は複雑かつ変化も速く、専門的な知識を持った人材が不足しており、一人がさまざまな業務を兼ねざるを得ない状況だ。さらに、業界の変化の速さに合わせ、新しいメディア・ツール・人の動きの変化・ライバルが次々と登場し、本来の業務に集中することはますます困難になっている。
株式会社空は、「日々の繰り返し作業は『エージェント』に任せ、人はよりクリエイティブかつワクワクする仕事へと集中できる。弊社はそのような未来を『エージェント型サービス』により実現いたします。」としている。
リニューアルにより、これまで無料で提供されていたプランは廃止され、月額8,000円の基本料金+室数あたりの利用料金(税別)となる。すべてのユーザーに「28日間の無料体験」を提供するといい、サービスを体験した上で正式申込が可能だ。
これまでの主な機能として「自動情報収集・分析」があったが、リニューアル後には「分析結果からの気づき・提案」が追加される。また、従来の『ホテル番付』は仕事を効率化するものの、ツールとして使いこなす必要があった。リニューアル後は使いこなすのではなく、“あなたと一緒に働くチームメイト”というユーザー体験を提供するという。
【参照記事】
「ホテル番付」がエージェント型サービスへリニューアル AIがホテル市場分析を代行
【参照サイト】
「ホテル番付」がエージェント型サービスへリニューアル AIがホテル市場分析を代行 〜ツールの時代は終わり、エージェントの時代へ〜
【コーポレートサイト】
株式会社空
【サービスサイト】
ホテル番付
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(HOTELIER 編集部)