ADARA、日本市場レポート初リリース。旅行者の行動パターンや傾向分析でマーケティング効果を最大化

2017年8月23日、米国カリフォルニア州パルアルト発世界のトラベルデータコープ(Data Co-op)のADARAは、日本の旅行市場におけるマーケターに参考にしていただける旅行者の行動パターンや傾向を分析した日本市場レポートをリリースした。

日本の観光市場の成長と、国内・海外からの旅行者の流入に対する宿泊事業への投資が活発化しており、マーケターはこの市場に合わせた計画、準備を行わなければならない現状だ。

このレポートでは、ADARAのトラベルデータコープから抽出した、2016年6月1日から2017年5月31日までの1年間の訪日インバウンド旅行者と日本の海外旅行者の旅行検索・予約行動を測定し、成長が著しい日本旅行市場の大きな可能性についてまとめている。これらは、175社以上の世界の旅行業界トップブランドから収集された、月間5億UU(ユニークユーザー)以上の旅行者によるデータだ。

2020年の東京五輪の開催を踏まえた、大きな日本の旅行市場に対し、様々な視点からの洞察を提供できるこれまでにないユニークな位置付けになるという。ADARAのデータパートナーは、ユナイテッド航空やマリオットといったグローバルな旅行ブランドに加え、Peach Aviationやバニラエアなどの日本国内のパートナーも参画している。

ADARAのCEOであるレイトン・ハンは、「ADARA市場レポートは、日本の国内・海外旅行事業、そして日本への誘致事業に従事する旅行企業様のための非常に貴重な洞察とマーケティング戦略を提供するはず。パートナーより提供される各データポイントを結びつけることにより、データをより深く理解し、分析、洞察、測定できるため、マーケターや広告主の皆様がデータに基づく意思決定をすぐにできる、旅行者の360°個客ビューを得ることができる。」と述べている。

ADARAのリサーチパートナー「Atmosphere Research」の調査によると、18歳以上の日本人のオンライン観光旅行者は約8,440万人、ビジネス旅行者は約5,000万人いるとされている。ADARAのプラットフォームは、マーケターにとって、マーケティング効果を最大化させることのできる絞り込んだ戦略の構築と、旅行検索と購買行動を元に、メッセージをカスタマイズすることで、宣伝効果も期待できるという。

<ADARA日本市場レポート一例>
訪日旅行者のフライト最終到着空港は東京、滞在先は日本各地で

ADARAエコシステムでのウェブサイト上で予約された日本行きの航空券の70.5%は東京着、続いて大阪(15.9%)、名古屋(6.3%)
訪日旅行者からの予約数の多い宿泊エリアのトップ3は、1位:東京(49.4%)、2位: 大阪(20%)、3位:京都(3.5%)で、この上位3つの都市で訪日旅行者の宿泊予約全体の70%以上を占めている

日本人のフライト利用客、ホテル宿泊客の大半が個人旅行者

日本人フライト利用客の64%が個人/一人旅、カップル24%、家族連れ12%
日本人ホテル宿泊客の61%が個人/一人旅、カップル28%、家族連れ11%

日本人の観光・レジャー目的旅行者はビジネス目的旅行者より収益性が高い

フライト利用客の68%は、観光・レジャー目的の旅行者
平均宿泊単価は、観光・レジャー目的の場合約22,500円以上/泊に対して、ビジネス旅行者は約21,800円/泊

【参照リリース】
ADARA日本市場レポート初リリース
【コーポレートサイト】
ADARA(日本市場レポートは左記リンクよりダウンロードして頂けます)

(HOTELIER 編集部)


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