民泊新法対応「ABCチェックイン」誕生。 クラウド宿帳でフロント無人化
民泊施設の遠隔型運営「リモート民泊」のサービス開発・運営を手掛ける株式会社チャプターエイト(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:高野 勇斗氏)は、チェックイン手続きをゲストのスマートフォンで完結させ、宿泊者名簿をクラウド管理する新サービス「ABCチェックイン」の導入予約受付を開始した。8月中に公式リリースされる予定だ。
来年1月からの施行が見込まれる住宅宿泊事業法(民泊新法)では、民泊事業者(ホスト)や運営代行業者に対し、宿泊者の氏名や住所、職業などを記載した宿泊者名簿を作成した上で、都道府県知事の要求に応じて名簿を提出することが義務づけられる。
新サービス「ABCチェックイン」では、民泊施設に到着したゲストはスマートフォンでQRコードを読み込み、多言語対応のチェックインページ上でパスポート画像の読み取りや宿泊者情報の入力を行う。その内容は手続き時刻とともにクラウド宿泊者名簿に自動送信され、ホストはリアルタイムに情報を確認することができる。
民泊事業者(ホスト)は、フロント業務が無人化されることで、ゲスト到着時に施設内に一時滞在する必要がないため、経費を削減することができる。また、宿泊料の決済機能やハウスマニュアルのアップロード機能に加え、日本初となる株式会社構造計画研究所(本社:東京都中野区、代表取締役社長:服部 正太氏)が展開している「RemoteLock」などの暗証番号を押すだけのスマートロックとの連携機能も実装しており、鍵の受渡しから決済、宿泊ルールの周知、外国語対応などのホスト業務までも効率化できることになる。
チャプターエイトは、ICT(情報通信技術)の活用によってホスト業務を遠隔化する「リモート民泊」サービスを手掛けているが、今年5月にその第1弾として日本初の民泊向け無人物販スマホアプリ「Air Buy&Check(ABC)」をリリースしている。「ABCチェックイン」はこれに続く第2弾のサービスで、将来的には両サービスを統合し、民泊ホストの業務効率性をより一層向上させる予定だ。
【参照リリース】
民泊新法対応「ABCチェックイン」誕生! クラウド宿帳でフロント無人化 ゲストはスマホで手続き
(HOTELIER 編集部)