再ブームの“熱海”に新施設!東京ドーム、複合型リゾート「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN」を3月28日に開業
かつては新婚旅行の定番であり、団体旅行や企業の保養所ニーズも高かった「熱海」。バブル崩壊後は観光客が激減してしまったが、ここ数年は中高年はもちろん、若い女性やカップルなどの姿が増え、都心から身近な温泉地として再び活気を取り戻している。そんな再ブームが到来している熱海に、新たな複合型リゾートが誕生する。
このたび株式会社東京ドームと株式会社東京ドーム・リゾートオペレーションズは、同社が運営する「熱海後楽園ホテル」を中心とする複合型リゾート「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN(熱海ベイリゾート後楽園)」を2019年3月28日(木)に開業することを発表した。今回HOTELIER編集部は、2月18日に行われた記者発表会に参加した。
日帰りでも楽しめる複合型リゾート
複合型リゾート「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN(熱海ベイリゾート後楽園)」は、宿泊施設「熱海後楽園ホテル」に加え、熱海最大級の日帰り温泉施設「オーシャンスパFuua(フーア)」、レストラン「HARBOR’S W(ハーバーズ ダブル)」、食のマーケット「ラ・伊豆 マルシェ」などが集まる「IZUI-ICHI(イズイチ)」を展開し、日帰りでも楽しめる新しい街として生まれ変わる。
宿泊施設の「熱海後楽園ホテル」は、既存のタワー館89室に加え、100室を展開する新館「AQUA SQUARE(アクア スクエア)」が新設。多様化する宿泊スタイルに合わせ、様々なタイプの客室を設けたリゾートホテルを目指すという。
「AQUA SQUARE(アクア スクエア)」は、幅広い年齢層やインバウンドにも対応できるよう全室ベッドルーム仕様。また1泊朝食プランや1人旅、日帰り利用など、カジュアルな旅行シーンにも対応している。
客室はオーシャンビュールームをメインに、コートヤードルームやユニバーサルルームなど、多彩な客室を用意。40平米の広さを誇るオーシャンビュールームは、全室バルコニーを設け、五感で熱海を楽しめるつくりだ。
相模灘を一望できる「オーシャンスパFuua(フーア)」は、【海辺の別荘ライフ】をテーマにした日帰り温泉施設。同施設の注目は、全長約25mを誇る、日本最大級の露天立ち湯。海に浮かんでいるような浮遊感を味わえ、一年を通して開催される熱海海上花火大会も、この露天立ち湯に浸かりながら眺められる。
その他、館内着を着たまま体験できる2種類の岩盤浴やロウリュ、開放的な休憩エリアやカフェなども完備。こうした様々な施設の運営には、東京ドーム天然温泉「Spa LaQua(スパ ラクーア)」で培ったノウハウが活かされているという。
併設するフードマーケットフロア「IZUI-ICHI(イズイチ)」には、レストランや食物販、物販など多彩な店舗が出店予定。オープンキッチンスタイルのレストラン「HARBOR’S W(ハーバーズ ダブル)」では、こだわりのオリジナルクラフトビールの『カモメ』と『クジラ』が味わえる。また食のマーケット「ラ・伊豆 マルシェ」では、野菜やフルーツ、海・山の幸、地元で人気のスイーツなど1000種類以上の“伊豆の食”が勢揃いする。なお、企画・運営は、株式会社フジノネへ委託予定だ。
熱海の魅力をコンテンツ発信
記者発表会後半は、オープンに先立ちスタートする、熱海の新しい楽しみ方を提案する“おでかけ熱海プロジェクト”のアンバサダーに任命された、女優の中村アンさんが登場。
同プロジェクトは、都心から1時間で足を運べるなど、お出かけ感覚で気軽に遊びに来て欲しい想いのもと、熱海の魅力を様々なコンテンツを通して発信していくもの。新しさと懐かしさが共存する“おしゃレトロ”な熱海の街を満喫できるコースなどを紹介していく。
最後に
都心からわずか1時間ほどで足を運べる熱海。国内で再びブームとなるだけでなく、年々高まるインバウンドニーズも後押しし、今後もさらに注目を集めていくだろう。同施設のオープンにより、熱海の街の魅力がこれまで以上に多くの人に届けられることを期待したい。
■「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN」公式サイトはこちら
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(HOTELIER編集部)