中国人の海外旅行の消費金額は、昨年度より53%UP!”爆買い”からの変化とは
中国旅行客の旅行形式は、淺く広く複数のスポットを訪れるようになってきている。統計データからも、旅行客は一つの目的地に滞在する時間は2.3日間と昨年同時期と比較し、0.4日間も長く、 特にモルディブ、モーリシャスなどの島や、バンコク、東京、台北などの都市部に、旅行客の滞在時間はさらに長く、一週間にも及ぶ。こういったデータから、中国旅行客は”買・買・買”への関心度が下がっている。
「中国海外消費年度指数報告(2016)」によると、2015年、中国DGPは6%の伸びに対して、海外旅行支出の伸びは53%となった。
また、香港、<商報>の報道によると、中国旅行研究院、携程旅行サイト8月8日に発表した「消費のレベルアップ、リスペクトを獲得した2016年上半期中国海外旅行者報告」によると、2016年上半期、最も人気のある3スポットは、「タイ」「韓国」「日本」である。中国旅行客はよりアジア圏の都市への観光や、アジア周辺の島への旅行が好まれる。
中国人旅行客は、一部の2級都市部の居民での海外消費水準はすでに、北京・上海・広州・深センなどの1級都を超えている。江蘇蘇州の一人あたりの海外旅行支出額の6,125元(約94,160円)が最高水準で、次は2位の浙江温州で、一人当たりの消費額は6,098元(約93,745円)である。
ターゲットとしては、女性主導の海外旅行の時代が来たとの見方もある。上半期の海外旅行者の中、58%が女性で、男性よりは16%多い。また、年齢層からでは、若者の海外旅行が主力で、40歳未満が全体の6割を占める。
【参照】
中国民众出境游去年花销增53% 购物退烧转向深度游
(HOTELS.Biz 編集部)