「ウェスティン都ホテル京都」が大規模リニューアル、2020年春にグランドオープン予定
株式会社近鉄・都ホテルズ(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:中山勉)と近鉄不動産株式会社(本社:大阪府大阪市、代表取締役社長:善本烈)は3日、「ウェスティン都ホテル京都」を、京都を代表する高級ラグジュアリーホテルへ大規模リニューアルすると発表した。今年6月より一部の客室の改修工事を始めており、ホテルの営業を継続しながら、2020年春に全改修工事を終えグランドオープンする予定だ。
客室の内装は京都・東山の自然をイメージし、ナチュラルな中にもモダンなテイストを感じさせるデザインとした。床や壁材の一部に木の風合いを取り入れ、家具の金属部分はやわらかく輝くシャンパンゴールド色にする。また、2室を1室にするなどして客室面積を拡大し、平均客室面積はこれまでの約35平方メートルから約50平方メートルへと広げる。客室数は現在の499室から約270室になるという。加えて、全客室の浴室に独立した洗い場を設けるなど、利用客のニーズに対応した設備を取り入れた。
ホテル敷地内で掘削する温泉を利用し、新たにスパ施設を設ける。総面積1,000平方メートルのゆったりとした空間に、水路閣をイメージしたデザインをあしらった華頂山に続く庭園と一体となる露天風呂を設けるなど、日本らしいくつろぎ感を楽しめる。また、現在3階にあるフィットネスに加え、スパ施設内にも新たにジムを設ける。
レストランはメインダイニングを設け、ホテルの伝統あるフランス料理をさらに磨き上げて提供する。京都市街の景観を楽しめるよう北側一面をガラス張りにするほか、ライブキッチンなどを備えたブッフェレストランを新たに設け、宿泊以外のゲストにも利用しやすいレストラン構成とした。
エグゼクティブクラブルームへの宿泊客が利用できるクラブラウンジは3階に移設し、面積を拡大する。目的に合わせて長期滞在できるようなゆったりとしたソファや料飲に適したチェアを用意しており、フリードリンクやカクテルタイム、朝食もメニューを充実させ提供する。
昭和の名建築として親しまれてきた数寄屋風別館「佳水園」は、村野藤吾氏の設計による高低差のある地形を生かした外観やパブリックスペースを承継しつつ、2室を1室にするなど客室面積を大幅に拡大しベッドルームを設ける。居住性の向上を図ると同時に、各浴室に温泉を引き込むことで、京都にふさわしい上質な和のおもてなしを提供する。
約55,000平方メートルのホテル敷地内には、京都市文化財(名勝)に登録されている回遊式庭園「葵殿庭園」、自然岩盤を主体とした佳水園庭園「植治の庭」、白砂敷きの佳水園「白砂の中庭」など多くの庭園がある。このたびのリニューアルでは、西館屋上に京都市街を一望しながら散策できる庭園を新たに整備するという。
■「ウェスティン都ホテル京都」概要
所在地:京都府京都市東山区粟田口華頂町1(三条けあげ)
アクセス:京都駅から地下鉄で約15分、シャトルバスで約25分
延床面積:約74,000平方メートル(リニューアル後)
規模:地上11階、地下2階、塔屋3階建
客室数: 約270室(リニューアル後、現在499室)
宴会場数:17会場
料飲施設数:5施設(リニューアル後、現在7施設)
公式サイトはこちら。
【参照記事】
ウェスティン都ホテル京都、大規模リニューアル 2020年春にも完了
【参照サイト】
ウェスティン都ホテル京都をリニューアルします~京都を代表する高級ラグジュアリーホテルに~
【コーポレートサイト】
・株式会社近鉄・都ホテルズ
・近鉄不動産株式会社
【サービスサイト】
・都ホテルズ&リゾーツ
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(HOTELIER 編集部)