東急リバブル、沖縄・那覇市に投資型の新ホテル開業へ、開発型アセットマネジメント事業で展開
東急リバブル株式会社は、沖縄県那覇市前島において投資型のホテル「ホテルアクアチッタナハ by WBF」の開業が2017年10月21日に決定した。
本物件は、東急リバブルが一部出資する特定目的会社(以下、SPC)が開発を進めているもので、2015年6月に本件土地を取得し、その所有権をSPCに移転した後、そのプロジェクトマネージャー兼アセットマネージャーとして、開発計画の策定から設計、建築までの一連の工程をマネジメントしてきた。今後、SPCでは、本年9月下旬に竣工引渡を受け、ホテル開業後に投資家へ売却する予定。運営はWBFリゾート沖縄株式会社が行う。
同ホテルは、沖縄本島の主要幹線道路である国道58号線沿いに位置し、那覇空港から車で約15分、沖縄都市モノレール「美栄橋」駅からも徒歩約7分と交通アクセスに優れている。那覇市中心部である国際通りも徒歩圏内で、ビジネスにもレジャーにも適した好立地だ。沖縄離島の玄関口である泊ふ頭旅客ターミナルビル(とまりん)も歩いてすぐの場所にあり、泊港や那覇の街並みを望む屋上には県内初となるシースループールやルーフトップバーを設けている。
沖縄県への入域観光客数は2013年以降、4年連続で国内客・外国客ともに過去最高を更新しており、外国客においては2016年に初の200万人台を記録(208万2,100人、対前年38.7%増)した。今後も、LCCなど航空路線の拡充やクルーズ船の寄港回数増などにより、外国客を中心に増加傾向は続くと予想され、さらに2020年には那覇空港の新滑走路が供用される予定で、大幅な集客力の増加が期待される。
これまで東急リバブルは、投資用・事業用不動産市場でサービスを展開するソリューション事業本部において、仲介機会の拡大を目的として稼働物件に対するアセットマネジメント事業を行ってきたが、今後はプロジェクトマネジメントの機能を併せ持つ開発型のアセットマネジメント事業にも積極的に取り組む予定だ。また、沖縄に限らず全国でもホテルや様々な不動産アセットを対象に、仲介会社ならではの目線で物件の商品化を図るという。
【参照記事】
開発型アセットマネジメント事業第一弾 那覇市前島「ホテルアクアチッタナハ by WBF」の開業が決定
(HOTELIER 編集部)