ホテルリソル、2018年夏、ビジネスホテル稼働率全国1位の京都に3ホテル開設
リソルホールディングスは、2018年6月から9月にかけて京都市内に宿泊特化型のホテルを3つ開設することを明らかにした。
シニア層の旅行人気の高まりや、急増するインバウンド需要の取り込みが狙いだ。3つのホテルのうち2つは全室ツインルームとし、客室単価の引き上げを狙う計画。京都進出により、同社が運営する宿泊特化型ホテルの数は1.3倍に拡大する。
1ヶ所目となる「ホテルリソル京都河原町三条」は、2018年6月にオープン予定。京阪本線「三条駅」から徒歩4分と観光・ビジネス利用に適した立地だ。144室の客室はセミダブルタイプのベッドを中心にし、カップルや女性2人連れの需要を狙う。
全室ツインルームタイプとする、106室の「ホテルリソル京都四条室町」と182室の「ホテルリソル京都御池麩屋町」は、宴会場のない宿泊特化型のホテル。それぞれ2018年7月、9月にオープンを予定している。客室単価は2万円程度の模様だ。客室内の机を従来よりも小さくし、共用スペースであるロビーを充実。4月にリニューアルオープンしたホテルリソル名古屋が同様の仕様で好調なことから、京都でのビジネスもこれにならうとしている。
不動産サービス大手のシービーアールイー株式会社によると、京都の客室数は16年時点で約2万2,400室と東京の2割程度しかない。京都府のビジネスホテルの稼働率は全国1位の85.4%と、東京を上回る高い水準にあり、潜在需要は高いとみられる。まだまだホテル開業の波はおさまらない。
【参照記事】
ホテルリソル、京都進出 18年に3ホテル開業
(HOTELIER 編集部)