【図解シリーズ】2021年10月「訪日外国人数データ」前年同月比-19.3%、国際的な移動の制約続く(出典:日本政府観光局)
2021年10月「訪日外国人数データ」
日本政府観光局(JNTO)が発表した推計値によると、10月の訪日外国人旅行者数(推計値)は前年の2万7千人から19.3%減となる2万2千人となっている。
10月の訪日外国人数が 2020年:2万7千人 → 2021年:2万2千人へ |
2020年1月下旬以降の COVID-19 の拡⼤により、多くの国で海外渡航制限等の措置が取られ、⽇本においても検疫強化、査証の無効化等の措置が取られる中で、COVID-19 の感染状況の変化により⽇本及び各国の措置は緩和・強化が繰り返されてきた。
⽇本においては、感染拡⼤防⽌のため検疫の強化等の措置が引き続き取られており、2021年10 月以降⼀部の国・地域からのワクチン接種証明書保持者の待機期間の短縮など⼊国後の⾏動制限が緩和されたが、訪⽇外客数は依然として低水準である。
国別訪日外国人数(上位5か国) |
2021年10月の国別訪日外国人数は、上から中国(4,000人、前年同月対比-11.2%)、米国(2,000人、前年同月対比114.6%)、韓国(1,900人、前年同月対比-6.0%)、インド(1,500人、前年同月対比110.1%)、ベトナム(1,000人、前年同月対比-83.8%)となっている。
日本政府は、2020年12月28日以降、原則として全ての国・地域からの新規入国を一時停止し、「特段の事情」がある場合に限り、新規入国を認めることとしていたが、2021年11月8日以降、商用・就労目的の短期間(3 月以下)の滞在者及び長期間の滞在者について、いくつかの条件を設けた上で原則として認めることとした。
2020年と比較すると各国からの訪日人数は増加傾向にはあるが、各国の出⼊国規制の変化や感染状況の変化を踏まえ市場動向を引き続き注視していく必要がある。
【出典】日本政府観光局(JNTO)
「HOTELIER編集部」