【図解シリーズ】2020年7月「訪日外国人数データ」前年同月比またも-99%、前年割れは10か月連続(出典:日本政府観光局)
2020年7月「訪日外国人数データ」
日本政府観光局(JNTO)が発表した推計値によると、7月の訪日外国人旅行者数(推計値)は前年の299万人から99.9%減となる3800人となっている。
7月の訪日外国人数が 2019年299万人 → 2020年3800人へ |
国別で見ても前月と同じく前年同月比はどの国も-100%に近く、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、現在もなお日本国内で検疫強化や査証無効化の措置が続いていることや、他国においても海外渡航制限等の措置が取られていることが4 か月連続で、22 市場全てで訪日外客数がほぼゼロに近い数字と要因となっている。
未だに世界的な旅行需要の回復の兆しは見えておらず、しばらくは停滞する見通しだ。
国別訪日外国人数(上位5か国) |
2020年7月の国別訪日外国人数は、上から中国(800人、前年同月対比-99.9%)、ベトナム(600人、前年同月対比-98.5%)、米国(400人、前年同月対比-99.7%)、韓国(300人、前年同月対比-99.9%)、インド(300人、前年同月対比-97.7%)となっている。
日本への直行便は8月も引き続き中国、ベトナム、米国、韓国で大幅な運休・減便となっている。インドでは3 月中にインド政府より発令された海外渡航中止勧告が継続しており、日本への直行便は運休となっている。
観光立国日本のインバウンド需要回復に向けて今後も訪日外国人の動向に注視が必要である。
【出典】日本政府観光局(JNTO)
「HOTELIER編集部」