<試泊レポートVol.2>野村不動産ホテルズ「NOHGA HOTEL UENO」
トーキョーバイクさんのバイクツアーを終えたHOTELIER編集部は、本題であるNOHGA HOTELにチェックイン。手続きは比較的スムーズに進み、カードキーを受け取った。
フロントカウンターには、チェックイン・アウトがスムーズにできるコンパクトな卓上自動精算機も完備されており、オープン後は事前決済・クレジット決済も行えるという。
渡されたカードナンバーは711号室。
フロント横のエレベーターより7階へ昇り、いざ入室。
2つのシングルベッドが並ぶ、20㎡以上のツインルーム。
一人で利用するには十分すぎるほどの広さだ。
洗面スペースも大きく確保され、ドライヤーやバルミューダのケトルのほか、オリジナルのアメニティやナチュラルウォーターが置かれていた。
壁にかけられた鏡はとても大きく、女性に嬉しい設備が整っている。
寝心地の良さを追求したベッドには、それぞれ2つずつ枕が置かれている。
とても柔らかい素材で、重ねて使うことで、首への負担を軽減し極上の眠りを堪能できるのだという。
実際の使用感も抜群であった。
その後は1Fに降り、レストラン「Bistro NOHGA(ビストロ・ノーガ)」で夕食をいただくことに。
スタッフさんに案内され着席。
最初にドリンクメニューを渡され、スパークリングワインをオーダー。
このレストランは豊富なナチュラルワインを取り揃えているのだという。
次にフードメニュー。
前菜からメイン、デザートに至るまで種類が豊富にあることに驚いた。
HOTELIER編集部は「生ハム」「信州サーモンのマリネとクリームチーズ」「バナナのキャラメリゼとクレームブリュレ」をオーダー。
味はもちろん、見た目の美しさもまさに絶品であった。
11月1日のオープン後は、レストランのみの利用も可能。
ぜひまた訪れてみたい。
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翌日は朝10時から行われる、京源さんの「紋切り型ワークショップ」に参加した。
会場は広さ64㎡を誇る10F のNOHGA Suite。
オープン後は、ここで定期的にワークショップが行われる予定だという。
ワークショップを主催する京源の代表の波戸場承龍さん・波戸場耀次さんは、紋章上絵師として親子で活動している。
着物のデザインから企業ロゴデザインまで幅広く手がけているのだという。
紋切り型とは、江戸時代から庶民の間で愛されてきた遊びのひとつ。
紙を折って型通りに切り抜いて広げれば、美しい紋の模様があらわれるもので、当時は着物や手ぬぐいなどの日常品、のれんや看板、そして長屋の障子にまで「紋」があしらわれていたという。
参加者は7名。
各自のテーブルには、カッティングボードと紋切り型の折り紙が置かれており、まずは折り紙で「5つ星」を作ることからスタート。
三つ折、四つ折、五つ折などの折り方だけでなく、ハサミの切り方ひとつで出てくる紋が全く異なるので、子どもから大人まで楽しめる遊びだ。
また、折り紙を切って開くまで、どんな紋が出るかわからないのも面白さの一つ。
最初は賑やかだった空間も、全員がどんどん紋切り型に夢中になり
NOHGA Suite内は徐々に静かな空間に…。
HOTELIER編集部も紋切り型に挑戦。
型通りに切り終えて広げたら、そこには見事な桜の紋が浮かび上がった。
今回のワークショップを経験し、江戸から続く日本古来の遊びを身近に感じることができた。
国内外問わず、ここでより多くの人に体験してもらえたら、日本のカルチャーをもっと世界中に発信できるだろう。
<株式会社京源 概要>
住所:東京都台東区東上野3-2-4
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(HOTELIER編集部)