三井ガーデンホテル、訪日外国人に向けて、客室テレビを活用した観光サービス配信
三井情報株式会社(以下 MKI)は、三井物産株式会社の協力を得て、株式会社三井不動産ホテルマネジメントが運営する「ミレニアム 三井ガーデンホテル 東京」の客室テレビを活用し、宿泊客向けに観光名所や名産物の情報を提供する、観光・インバウンド向けコンテンツ配信サービスを8月から本格的に運用開始した。
各自治体・観光団体・地場メーカー他は、様々なプロモーション活動を行っているが、観光客が実際に情報を入手する場所や方法については便利性には欠ける。一方で、訪日旅行の需要増加に伴い、外国人観光客から観光・地場名産品等に関する問い合わせがホテルの受付に集中しており、ホテルサイドとしても人員確保の問題を抱えている。
今回、MKIが提供開始する「コンテンツ配信サービス」は、ホテルの客室テレビを活用し、地元の名産物や隠れた観光名所というニーズと、宿泊客が滞在中にその場所をより楽しみ、思い出作りとなるニーズをマッチングできるプラットフォームを確立している。客室テレビに後付けStick型のスマートテレビ「Smartstick」を設置し、予め準備した観光名所や商品をクラウド上から配信し、画面に表示させている。宿泊客は、テレビを操作する感覚で必要な観光情報を得るほか、画面上のQRコードを自身のスマートデバイスで読み取ることにより、メーカーの販売サイトに直接アクセスし、気に入った商品を購入することもできる。クラウド活用により、コンテンツの入れ替えなども簡単にできるので、大変便利だ。
このように各自治体・観光団体・地場メーカー他は、「コンテンツ配信サービス」を通じて、宿泊客におすすめの観光名所や商品を紹介することができ、宿泊客は、ホテル滞在時の隙間時間を利用し、気軽にお土産に最適な名産物や次の滞在先情報を閲覧することができるという。
サービスは、月額20万円(税抜)より利用可能。まずは「ミレニアム 三井ガーデンホテル 東京」よりサービスを開始し、今後対象ホテルを順次拡大していく予定だ。2020年までに訪日外国人が増えると言われている昨今、ホテルスタッフの多言語対応の問題に大いに貢献する、本コンテンツの需要はありそうだ。
【参照リリース】
MKI、三井ガーデンホテルの客室テレビを活用した観光・インバウンド向けコンテンツ配信サービスを運用開始
(HOTELIER編集部)