アパグループが新たにホテル用地取得、秋葉原駅周辺が重点エリアに
アパホテルネットワークとして全国最大の490ホテル80,197室(建築・設計中、海外、FC、パートナーホテルを含む)を展開する、総合都市開発のアパグループは、「秋葉原」駅エリアにホテル開発用地を取得した。
取得用地は、JR線・東京メトロ日比谷線・つくばエクスプレスが乗り入れる「秋葉原」駅より徒歩5分。そのほか銀座線「末広町」駅や日比谷線「仲御徒町」駅からも徒歩6分で、複数の路線・駅が利用できるビジネスやレジャーにも適した利便性に優れた立地。ホテル名称を「(仮称)アパホテル〈秋葉原駅北〉」とし、延べ床面積約2,000㎡の14階建・179の客室数を計画している。開業は2020年11月を目指す。
同社は現在、秋葉原駅周辺エリアで「アパホテル〈秋葉原駅前〉(全137室)」「アパホテル〈秋葉原駅電気街口〉(全117室)」の2棟・254室が高稼働中である。今回の計画も、都心へのアクセスの良さと駅周辺エリアの再開発による発展が見込まれることに加え、“サブカルチャーの街”として訪日外国人にも人気があることなどから、更なる需要獲得が目指せると取得に至った。今後も「秋葉原」駅周辺を重点エリアと捉え出店を強化していく。
年間宿泊数は約1,584万名(2018年11月期末実績)、アパカード(同社発行のポイントカード)会員の累計会員数は1,500万名を突破するなど、客室数日本一をはじめ全国最大のホテルグループであるアパ。直近2ヶ月では11月にアパホテル〈岡山駅前〉、10月にはアパホテル〈浅草駅前〉、アパホテル〈TKP仙台駅北〉、アパホテル〈八王子駅西〉を開業するなど、怒涛の勢いでホテルオープンが続いている。
平成28年度の台東区観光統計・マーケティング調査によると、年間観光客数は5,061万人で前回の2016年の調査に比べ12.4%(557万人)も増加した。うち外国人観光客数は830万人で、対前回比57.8%(304万人)と実に倍以上の増加をみせている。そういった背景からも、秋葉原を重点エリアとした戦略は期待以上の成果が出ると思われる。引き続き同社の動きに注目していきたい。
【参照記事】
アパグループ「秋葉原」駅エリアにホテル用地取得
(HOTELIER編集部)