「WithTravel」と「Trip.com」が業務提携、多くの宿泊施設を検索・比較可能に
株式会社WithTravelが運営するホテル・旅館・民泊一括検索サービス『WithTravel』と、Ctrip International Travel(Hong Kong)Limitedが運営する旅行商品のワンストップ予約サービス『Trip.com』が、宿泊事業における業務提携について合意し、2018年11月22日よりシステム連携を開始したことが分かった。
WithTravelは、「旅」×「Technology」のスタートアップだ。より楽しく快適な旅行をサポートするwebサービス・アプリを提供し、“Encourage travelers to discover new experiences”をモットーに、より多くの人に素晴らしい旅行体験をしてもらいたいと考えている。第一弾として『WithTravel』をリリースし、 2018年7月にはFacebookが2014年から実施しているスタートアップ支援プログラム『FbStart』にて「Bootstrap」に認定された。
『WithTravel』は、日本国内の約6万軒のさまざまなホテル・旅館・民泊を横断的に一括検索できるサービスだ。『じゃらん』『Rakuten Travel』『agoad』『airbnb』『HomeAway』など複数の旅行サイトと提携している。
「行き先」「日付 」「人数」などの条件や、「価格帯」「施設種別(ホテル・旅館か民泊か)」「設備内容」などを細かく指定することで、最適な宿泊先をスムーズに見つけることができる。加えて、宿泊先のお気に入り登録や検索履歴の閲覧など、快適にサービス利用を継続する機能も充実している。また、日本語・英語・中国語(繁体字・簡体字)・韓国語・タイ語・マレーシア語・ベトナム語・インドネシア語に対応しており、日本人はもちろん訪日旅行者も手軽に利用できる。
『Trip.com』は、宿泊予約・交通チケット・パッケージツアーなどを提供する中国本社のOTA・Ctrip.com International, Ltd.が、13ヵ国語対応のウェブサイトとアプリで提供している。提携ホテルは世界200ヵ国・120万軒、フライトは200万ルート、5,000都市を網羅しているという。
このたびのシステム連携により、『WithTravel』上で『Trip.com』に掲載している宿泊施設が検索可能になる。これまで以上により多くの宿泊施設が検索・比較でき、国内の旅行者や訪日旅行者に、より最適な宿泊施設を提供できるという。WithTravelは、「今後も更に多くの旅行サイトとの提携、機能追加をリリースしていくことで、より最適な宿泊施設を検索・比較できるようにサービスの拡大をしていきます」と述べている。
JTB総合研究所が2018年6月に発表した『新しい技術やサービスの広がりとライフスタイル・旅行に関する調査』によると、国内・海外問わず今後旅行商品の購入が増えると思う場所は、「お気に入りのオンライン専門の宿泊予約サイト(35.7%)」に次いで「旅行比較サイト(33.2%)」となった。また、旅行会社の店舗で相談しない理由について「ネットで十分(50.9%)」「わざわざ行くのが面倒くさい(44.4%)」という回答が上位だった。店舗に行ったが買わずにほかの方法で購入した理由では、「予算と合わなかった(19%)」「他の商品も比較して買いたかった(17.8%)」という回答が上位だった。
加えて、2018年10月に発表した『スマートフォンの利用と旅行消費に関する調査(2018)』によると、スマートフォンを利用して旅行商品の予約や購入をした人は47.3%で、2017年に比べて2.1ポイント増加している。
細かい検索設定ができ8ヵ国語に対応する『WithTravel』と、世界200ヵ国・5,000都市の宿泊施設を提供する『Trip.com』のシステム連携は、複数の宿泊施設を比較し手軽に予約したい旅行者のニーズに応えられるだろう。旅行サイトや機能など、今後追加されるコンテンツでさらに便利なサービスとなることを期待したい。
■「WithTravel」公式サイトはこちら。
■「Trip.com」公式サイトはこちら。
【参照記事】
ホテル・旅館・民泊の一括横断検索サービスサイト「WithTravel」、Trip.comと宿泊事業で業務提携
【参照サイト】
【プレスリリース】WITHTRAVELがTRIP.COMと業務提携を発表
(HOTELIER 編集部)