あらゆるビジネスの現場において、個別のアウトプットの質を高め、相手の満足を超えた称賛を呼び、リピートを生む商品・サービスを開発し提案していくことが求められています。しかし、それを実現することは容易いことではありません。ビジネスにおいてよりよい成果を出し続けていく、そのためのヒントが、インバウンド時代を迎えた日本において、お客様をお迎えし、多様化・複雑化するニーズにお応えするサービスの現場にありました。

これからのインバウンド時代には、控えめで慎ましい「待ちの姿勢」の伝統的な「おもてなし」に加えて、お客様の満足を超えた称賛のために、ひとつでも多く提案しようとする「クリエイティブな姿勢」の「創造的おもてなし」が必要であるという考えのもと、その心得を28のパターンに分類し、紹介するのが、本書『おもてなしデザイン・パターン』です。

サービスの現場で「創造的おもてなし」を実践するスタッフからコツを抽出し、パターン・ランゲージの形式でまとめた井庭氏、インバウンドや観光業の最前線にいる村山、企画・設計・運営を通してまちづくりを行なう中川氏の3者が、それぞれの視点から意見を交わし、これからの時代に求められる「創造的おもてなし」とその可能性について議論します。

自分たちが提供する場・物のみならず、自分たちがいる地域・分野そのものの可能性を引き出しながら、自ら考え、動き、連携することで、ともに魅力をつくり、心に残る経験をプロデュースする…そんな「創造的おもてなし」の心得から、クライアントの満足度を高めたり、リピート受注や新規営業案件を獲得するヒントが得られます。

＜以下のような方にオススメ＞

• インバウンドの最前線の現場で議論されているおもてなしについて知りたい
• 仕事のアウトプットの質を高めたい
• 社内外のパートナーと良好な関係を築くヒントを得たい
• リピートを生む、愛される商品・サービスを開発したい
• インバウンドと地方創生を絡めた事業提案をしたい
• パターン・ランゲージの方法論に興味がある

（HOTELIER 編集部）