【連載/micado】公式サイトの直接予約を増やすポイントとは? OTA手数料の削減も夢ではない!

【連載/micado】公式サイトの直接予約を増やすポイントとは? OTA手数料の削減も夢ではない!

皆様こんにちは!
前回の「将来を見据え、今やるべきこと。ホテルブランディングが重要視される理由とは?」の記事はご覧いただけたでしょうか?本日の内容は、公式サイトからの直接予約を増やすポイントについてご紹介していきます。

「OTA集客に頼りすぎている」「公式サイトの集客力を改善したい」などと考えている方は、ぜひお役立てください!

■ホテルや旅館のWebサイト事情とは?

「おしゃれなホテルなら公式サイトもおしゃれなデザイン」「歴史ある旅館には和風のデザイン」など、施設の特徴や雰囲気が伝わると、ユーザーの予約検討熟度も高くなるでしょう。しかし、よく見受けられるWebサイトは、「サイトのデザインに凝りすぎている」というのが問題点だと考えています。

おしゃれさを重視をしすぎるあまり、他のページに移るボタンが見つけにくかったり、情報量が多くユーザーに迷う時間を与えてしまったり、予約行動を阻害する要因が見受けられます。

実際に、宿泊施設を含む570社以上のWebサイトの分析や改善を行ってきましたが、デザインを重視するサイトよりもターゲット層にとって見やすく、スムーズに情報収集できるサイトの方が成果に繋がりやすいことがわかりました。

最近の宿泊条件では、おしゃれなデザインも強力な材料になるので、雰囲気をよく見せることも大事ですが、まずは約の導線を正しく組み立てることが公式サイトの需要を高めることができるポイントです。

■予約率を上げるために意識するべきポイント

公式サイトの予約獲得率を上げるためには、たった一回の改善ではなく、定期的な見直しと改善をする必要があります。

例えば、予約エンジンに移るボタンの配置や配色が違うだけで”予約エンジンへの遷移率”や”予約の成約率”は変わります。1回目は赤色のボタン、2回目は青色のボタンにしたときのクリック率はどちらの方が高いのか、など効果検証を続けていくことで、予約獲得のための最適解が明確になってきます。

高度な改善になると、お部屋ページとキャンペーン情報のページを見させると予約率が増えやすい傾向なので、最も閲覧されるトップページから、どのようにクリックさせるか誘導の施策までを考えます。

公式サイトは予約を獲得するために欠かせない媒体なので、細かい見直しと修正を加えて、泊まってほしい客層に訴求できる仕組みづくりをしなければなりません。

■サイトアクセス数が増える、予約数は増えるのか?

「サイトアクセス数が増えると予約は増えるのでしょうか?」という質問に対しては、「増える」が答えです。実践しやすいポイントを下記にて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。Webサイトに訪れるユーザーは、主に新規とリピーターの2タイプに分かれています。

新規ユーザーは、初めての訪問なので、宿泊予約をしに来たというより、基本的には情報取得を目的としています。リピーターは過去に予約をしたユーザー、またはその施設が気になっていて、何回か情報取得をして予約をしようか迷っている段階のユーザーです。

今まで多くの公式サイトを分析してきたところ、宿泊予約する75~85%のユーザーは”リピーター”でした。やはり、最初から予約を目的にしたユーザーは少なく、リピーターにアプローチした方が予約の期待値が高いことが言えます。そして、リピーターはどのような属性なのかを分析します。

性別/年齢層・地域(国・都道府県)・流入源(Google,SNS,メディア,広告)など、ユーザー情報を掘り下げることで、求めている情報が明確になり、費用対効果の高い集客を実現できます。

【予約獲得までの流れ】
「知ってもらう→Webサイトに訪れてもらう→リピートしてもらう→予約してもらう」

■公式サイトの改善はGoogle Analyticsの活用が必須!?

宿泊施設のWebサイトに欠かせないのがGoogle Analytics(グーグルアナリティクス)という分析ツールです。Webサイトを通じて商品・サービスの販売促進や集客を拡大したいのであれば、利用必須のツールです。

Google Analyticsでは、ユーザーの行動を分析できるだけでなく、地域・性別・流入元などの細かい設定ができるので、ターゲットまで絞った分析ができます。

ホテルや旅館が利用するメリットは、閲覧されやすい宿泊プランや予約された宿泊プランのデータを蓄積していくことで、ユーザーの好みに合う宿泊プランを推奨できるので、予約検討熟度を高めることができます。

Web検索の方法が当たり前になっていて、ユーザーの検索能力も上がっています。GoogleやYahooのキーワード検索以外にも、地図検索や音声検索の需要も上がっています。

OTAでの比較検討はビジュアルに寄りがちでしたが、ホテルや旅館の公式サイトであれば、設備やアメニティなど細かい部分が比較の材料になるので、Web上での情報発信は集客効果において欠かせません。

■株式会社micadoが目指す未来

micadoが目指す未来は、ホテルや旅館を中心に日本の観光業を盛り上げていくことです。”ただ知られていない”という理由だけで、潰れてしまうのは非常に悲しいことです。

デジタルマーケティングの力で、より多くの人に施設の魅力を発信して、地域ごと好きになってもらえるように全力で活動しております。

今回は初の連載記事ということで、現状の宿泊情勢とこれからWeb事情についての内容となりました。次回からは、宿泊施設が活用できるデジタルマーケティングのご紹介や特徴などをお届けします。

弊社のWebサイトの方でも、宿泊施設にとって役に立つ情報を提供していたり、他では聞けないオンラインセミナーも定期的に開催しているので、そちらのチェックも忘れずにお願いします。

では、また来週!

 

【著者情報】
会社名:株式会社micado
代表取締役:COO 渡邉 典史
会社HP・URL:https://micado.jp/company/
宿泊施設や飲食店の運営を行いながらデジタルマーケティングによる集客戦略を担当し、売上改善などを行ってきた。独立後コンテンツマーケティングにおける企画立案から記事作成などを行い、サービス提供開始から最短2ヶ月で集客数6.5倍を達成。Googleアルゴリズムの研究を行い、SEO,MEO対策の目標達成が短期間で可能。ホテルマーケティングの責任者としてホテル・旅館を中心に集客支援を行っている。

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